LIFE STYLE

10年婚活 vol.7~私が結婚できない理由~

このままでは私がどんなにハイクラスの生活、仕事をしようと、結婚は無理だろう。

今まで女性にモテていた周りの人間を見て、私に決定的に足りないのは容姿ではない、年収でもない、ステータスのある仕事でもない、家柄でもない。

これらの長所があろうとも女性が私を愛してくれないのは人間性にあるのでは、と強く感じるようになった。別に私は人を見下したり虚栄心の強い男ではないと思う。優しい人だとか話やすいとか何度も言われたことがある。

 


前回▶10年婚活 Vol.6~スピード婚約~

はじめから読む▶10年婚活 Vol.1~婚活の始まり。私のステータスなら楽に結婚できると思っていた~

 

私は女性と恋愛コミュニケーションがとれない。

20歳のころ私は友人から「“ありがとうと“すみません”を言える人になってください」と言われたことがある。

 

私はぶっきらぼうな男だった。「変り者」といわれたことも何回かある。それはコミュニケーションがとりにくい人という意味だったのだろう。私も薄々は感じていた。

 

日本での学生時代、友達は居たしいろいろ遊び楽しい思い出はあるが、学生時代からの友達は2人しかいない。それだけ希薄な関係だったのだろう。留学中は濃い人間関係を作ろうと努力した。友人はなんとかできたが真剣に付き合うほどの彼女はできなかった。

女性と話をしても「会話」になることが少ないようだ。会話につまる時間がないように、とにかく話をした。それで一方的に話すことがよくある。男性版の婚活マニュアルを相談所で読んだが非常に的を射ていた。

 

一方的に話す…。会話が自分中心、相手の話を聞き出そうとしない。会話の内容が自分の気分でどんどん変わる。

自分の意見を持ち過ぎYES/NOをはっきり言い過ぎ、相手の気持ちを考えず自分の意見を言う。

私生活での行動がいちいち自分中心、一人暮らしが長いからか?食事のスピードが速かったり、そのほかの行動も自分中心で考える傾向がある。

 

一人暮らしで仕事中心の時間が長いと仕事脳から家庭脳に変わることができない。相手からも家庭をイメージできない。

恋愛経験が少なく二人で向き合って愛を語れない。

謙虚さを出しても卑屈にしか見えない。

要するに女性に対して自己表現が苦手。

 

もちろん出会う相手の女性にも不満はある。女性たちもある程度の年齢になり頑固になって他人と同じ生活をすることが苦手になってきている。

ハイクラスの女性ならなおさら今の生活を変えることに不安を覚える。仕事中心の生活が続き私生活も仕事ペースで進みがちだ。プライベートでも時間や行動に効率を求めるようになる。リラックスした時間が自然と取れなくなる。

若くして結婚するのはこのような感覚が定着するまでに家庭を築き、出産するのでアットホームな家庭が築けるというのはわかるような気がする。なので多くの30代のキャリアウーマンと出会って話をしても、彼女たちはそもそも結婚する気があるのかと、思うことが多々ある。

しかし出会う女性の落ち度を見つけても何も変わらない。

 

問題は私だ。