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人生で一度は参加したい!世界三大カーニバルの歴史VOL.1

日本の三大祭りといえば、東京の神田祭、京都の祇園祭、大阪の天神祭。そしてその他にも東北三大祭り、日本三大盆踊り、三大祇園祭り、江戸三大祭りなど多くのお祭りが「三大祭り」として挙げられています。

ですが、今回は三大祭りは三大祭りでも「世界三大カーニバル」を2回に分けてご紹介します。まずは、ブラジルの「リオのカーニバル」、イタリアの「ヴェネチアカーニバル」、そしてスイスの「バーゼルカーニバル」。

圧倒的エンターテイメントで楽しませてくれる、世界三大カーニバルと言われる3つの祭典には、どのような歴史が隠されているのでしょうか。

 

カーニバルとは?

「リオのカーニバル」「ヴェネチアカーニバル」「バーゼルカーニバル」はどれも「カーニバル」と言われています。

カーニバルと聞くと、パレードやサンバなど、お祭りを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。しかし、元は「謝肉祭」と呼ばれるキリスト教の儀式のこと。

ラテン語でカルネ()+バル(去る)という言葉が語源となり、「肉とさようなら」という意味を持ちます。カトリックなど西方教会の文化には、復活祭の46日前、灰の水曜日から復活祭前日までの期間は肉を食べない「四旬節」と言われる風習があるようです。謝肉祭はその四旬節の前日まで開かれるとか。

世界各地で開催されるカーニバルですが、中でも圧倒的規模と知名度を持つのがこれから紹介する中のひとつ「リオのカーニバル」です。

 

01/ブラジル「リオのカーニバル」

ブラジルの代名詞と言っても過言ではないほど有名な祭典「リオカーニバル」は、ブラジルのリオデジャネイロで開催されます。多国籍国家のブラジル文化とともに、長い間歩んできた「リオのカーニバル」は今では重要な文化遺産とも言えるでしょう。

毎年100万人以上の観光客が訪れ、出場者は2万人を超えます。そんな「リオのカーニバル」の起源は西ヨーロッパのキリスト教徒のカーニバル。その歴史は古く、古代ローマ、古代ギリシャの異教徒の春のお祭りに由来しているそう。

諸説ありますが、その祭りはご馳走を食べ、飲んで、踊り、豊穣を祝う収穫祭だったとか。奴隷と主人が服装を交換し合ったり、裕福な人が貧しい人の召使として働いてみたりなど、社会的地位を交換する催し物もあったそうで、この祭りの期間中だけは身分を超え、みんなが一緒に楽しんだようです。

それをよく思わないキリスト教カトリック教会は、全ての異教徒を制圧しようとしたようですが、うまく進みませんでした。そこで、この異教徒の祭りをキリスト教にちなんだ宗教儀式、祭りとして取り入れ、継承したというわけです。

そして中世頃までにカーニバルは西ヨーロッパに広がったキリスト教諸派において祭典となり、私たちが知るようなダイナミックかつ優美なエンターテインメントに変わっていきました。

毎年イースター(復活祭)の四旬節前の土曜日から月曜日まで開催されます。(新型コロナ感染症のため2022年は2月から422日開催に延期となりました)

 

02/イタリア「ヴェネチアカーニバル」

水の都と言われるヴェネチアで開催される「ヴェネチアカーニバル」。

起源は12世紀頃、抗争に勝利したヴェネチアの人々が勝利に酔いしれ、広場で踊り始めたことがきっかけと言われています。そして時は流れ18世紀頃、ヴェネチアでは豪華な衣装と仮面を身につけ、貴族も平民も素性を隠し、身分に関係なく盛り上がることができる祭典が開催されるようになりました。

その祭典で人々は窮屈な日常からの開放感を味わっていたそうです。

ですが、ナポレオンの侵攻によるヴェネチアの国家滅亡とともに、カーニバルの歴史は一度途絶えてしまいました。

しかし20世紀後半になるとヴェネチア市が再びイベントとして復活させ、世界的に知れ渡っていったのです。

200年以上の時を経て、当時の豪華絢爛な仮面舞踏会が再開されることになり、現在では約300万人もの参加者がいる世界一の仮面舞踏会となりました。

毎年2月〜3月上旬の間の2週間開催されています。

 

03/スイス「バーゼルカーニバル」

スイス北西部の町、バーゼルで開催されるスイス最大規模の「バーゼルカーニバル」(ドイツ語でカーニバルは「Fasnacht(ファスナハト)」と言う)

14世紀前から開催されている歴史深い祭典で、201712月にユネスコ無形文化遺産に登録されました(ユネスコ無形文化遺産とは芸能や伝統工芸技術などの形のない文化で、土地の歴史や生活風習などと密接に関わっているものが登録される)

毎年20万人以上の参加者がいるファスナハトは、地域の結びつきに貢献し社会風刺を通して寛容性を養い、また地域方言を守る一手段にもなっていることが認定の理由になっているようです。

そんなファスナハトの起源は諸説あり、ひとつは古いゲルマンのいけにえの伝統と言われているようです。そこから仮面をつけた仮装の祭りへと変遷され、キリスト教はこの異教の祭りを四旬節に結びつけました。

また、植物や人間にとって有害な悪魔を追い払う儀式が起源になっているとも言われています。仮面に映る自分の姿を恐れて悪魔が逃げていくというわけです。さらに、冬の終わりと春の到来を祝う祭りがその起源だという説もあるようです。さまざまな歴史の中で、ファスナハトは伝統とトレンドが混在する文化都市と言われるバーゼルの象徴となったようです。

開催日は毎年、灰の水曜日後の月曜から水曜。202237日〜39日に開催されました。

 

◆◆歴史を知れば興味がわく

 

いかがでしょうか。

鳴り響く音楽に合わせて踊る多くの人々。仮面やドレスを身にまとい独自の雰囲気を作り出す人々。どれも見る人を魅了し楽しませてくれるカーニバルは、伝統を守りつつも進化し続けているようです。3つのカーニバルの歴史を知って、開催の様子などに興味がわいたのではないでしょうか。

そこで、次回は「人生で一度は参加したい!世界三大カーニバル」前夜祭から本番の様子、参加する際の心構えや必需品についてご紹介します。

 

 

Next811日更新予定

次回は「人生で一度は参加したい!世界三大カーニバルVOL.2」をお送りします。お楽しみに!