2人目の交際相手は何を考えているのかわからない。
肝心なところで黙ってしまう。
これが彼女の恋愛なのか?
彼女が言うには「ゆっくりと気持ちが動くから…」ということなのでしばらく待ってみたが、結論は「交際中止」であった。
前回▶10年婚活 Vol.3~初めての結婚相談所、とうとうここか。~
はじめから読む▶10年婚活 Vol.1~婚活の始まり。私のステータスなら楽に結婚できると思っていた~
これまで2年くらいの時間が経ったが婚活などで料金を払って相手を探す人はやはり何かある。それは自分にもいえる話だ。
もちろん社会人として立派に生きている人たちなのだが、何か結婚できない大きな問題がある。
そんな人たちと会い、そして結婚することになるのか?それとも問題は自分なのか?自分が変わることで出会いも変わるのか?
上手くいかないといろいろ不満も大きくなってくる。
まず、相談所のサポートサービスに不満がある。カウンセラーといっても、全く相談にのってくれない。
向こうからはただ女性の紹介があるだけだ。時には県外在住の女性の紹介もあった。大阪や東京在住の女性を紹介され、どうしようか迷ったがカウンセラーからチャンレンジしてみては?ということなので、一応こちらから会いに行くことにした。だがやはり、真剣に交際するには距離がネックとなり上手くいかなかった。
確かに今の結婚相談所は今までの婚活とは違う活動ができる。しかし結果は出ていない。そんな毎日を送っている時に、ふと別の相談所Pの広告が目に入った。
その相談所Pは1年くらいを目標にカウンセラーと計画を立てて結婚相手をさがすプログラムを提供している会社だった。
「相談所を変えよう」
結婚できないことを相談所のサービスのせいにしてしまう悪循環。相談所を転々とする。もしかして私は婚活ビジネスのいいカモなのか?
新しい相談所Pは企業の従業員開発で使われているコーチングメソッドを取り入れた会社で、大きなシステムや料金は前の相談所とほとんど同じだが、カウンセラーの質を売りにしていた。必要書類は同じ、オフィスの場所も名古屋駅周辺と同じだったので入会もスムーズに終わった。
カウンセラーは少し年配の女性H。明るく話をしてくれるのだが、どうも当たり前の話しかしてくれない。いかにも講習を受けて教科書通りにカウンセリングをしているといった感じだ。そして必ずカウンセリングの最後にはお世辞を言ってくる。
「後ろ姿、がっしりした体系ですてきですね!」
ほめてやる気を出してくれているのだろうが、ここまで婚活が長いとほとんど心に響かない。
状況の変わらない日々が続く中、両親の態度が徐々に変わってきた。いわゆる「婚圧」というのが始まった。