モテない男だと自覚したのはアメリカでフラれまくった経験からだ。
同じくして同じ学校に行っていた日本人男性はすごかった。小学生のころから彼女がいて、中学、高校と学校一の人気者、彼女がいない学生生活がなかったほど、モテ男だった。もちろんアメリカでも国籍問わず女性に人気だった。
私と彼の違いは容姿だけではない。英語力はほぼ同じでも女性の話を聞ける姿勢、明るさ、センス、包容力、ファッションセンス、すべてが女性の心をつかむ要素があった。
私には無理だと思ったが社会人になり、収入やステータスを上げることで埋め合わせができると思っていた。
学歴や年収1千万を超える収入でも、だめならほかに足りないところはなにかと厳しいダメ出しも受け入れて勉強した。本もたくさん読んだ。絶望しそうだが止まることはできない。親の婚圧がなくても私は結婚を望んでいる。
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うすうす感づいてはいたが、女性と恋愛コミュニケーションがとれない私は、初歩的な話し方のトレーニングが必要なようだった。