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10年婚活 Vol.3~初めての結婚相談所、とうとうここか。~

とうとう私は結婚相談所に入会することとなった。

相談所から何人か紹介してもらい、そのうち1人と交際開始となるが、徐々に二人の関係に暗雲が立ち込めてきた。

 


前回▶10年婚活 Vol.2~婚活を始めたが、私はもてないの?~

はじめから読む▶10年婚活 Vol.1~婚活の始まり。私のステータスなら楽に結婚できると思っていた~

 

婚活サイトや本などを見ているうちに結婚相談所というサービスを見つけた。いや昔から知っていた。

母の弟の婚期が遅れ、勧められているのを聞いたことがある。結婚相談所のイメージは、どうしても結婚相手の見つからない人が行く、最後の場所。業者はそれを知っているから会費などが高額で、独身者からお金を取る、こんなマイナスイメージが強かった。

しかし2005年くらい、私が30代のころはネットで調べるといろんな相談所ができてきて、相談所の法整備も進んでいた。多くの会社が乱立し、料金もサービス内容も様々だった。

 

私が選んだのは名古屋駅近くにオフィスを持つT社、選んだ理由は婚活パーティーとは違う活動にしたかったから。

私が行っていた婚活パーティーは参加料金も安く、参加規程も低い。つまり参加者の本気度が低いのではないかと考えたのだ。そこである程度のコストをかけて活動している人をターゲットにすれば、パーティーのような自然消滅の繰り返しはなくなるのではないかと考えた。

そして私は名古屋駅周辺にあるT社のオフィスへ向かうことにした。

 

とうとう私は結婚相談所に入会することになった。

オフィスの中はもちろんきれいで、壁には結婚式の写真やブライダル情報が貼られている。しばらく待つと担当の女性が現れた。もちろん親切だ。システムと料金の説明を受けて入会手続きを終了した。

金額は入会金150,000円、月々会費15,000円、成婚料という相談所を通じて婚約まで行くといわゆる成果報酬200,000円を払うことになる。

そのほかに活動を始めるためには独身証明や戸籍謄本などが必要で、それらの必要書類は後日提出となった。お見合い写真も撮り、担当の相談員(カウンセラー)とも会って理想の女性、どのような活動をしたいのかなど話をして面談は終わった。

 

今の紹介所はインターネット会員サービスを主流に行っており、会員サイトで毎週数人の女性が紹介される。

両者が会いたいと希望すればファーストコンタクトという、いわゆるお見合いが始まる。このファーストコンタクトは相談所が推薦するカフェなどで本人同士待ち合わせて、1時間くらい話をする。

ただしカフェといってもコメダ珈琲やスタバではなく高級ホテル内にあるカフェが推奨された。今まで気が付かなかったが、こういった高級ホテルのカフェで男女が会話しているのは、ほとんど結婚相談所のお見合いである。ある時は全客がお見合い客で驚いたこともある。