元彼に酷い仕打ちをされたこと、騙されていたことなど嫌な思い出を忘れることはできませんが、それでも街を歩いている時や新しいものに目を奪われている時は、ただただそれが楽しかったのです。
そうこうしているうちに夜になり、街はビルの光で包まれて行きました。なんだか素気ない雰囲気で寂しくなってしまい、私は近くのバーを見つけて入ることにしました。
お酒は普段飲まないのですが、こんな時くらいは飲んでもいいんじゃないかと思えたのです。
それに今は1人で咎める人もいません。自由にしていいのだと自分の欲望に忠実にすることにしたのです。
そして初めて自分の好きなように生きた結果なのか、そこで運命の出会いを果たしたのです。
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