次のステージへ上がる為に古の叡智と繋がる
前回は日本人の心のふるさとでもある伊勢神宮についてお伝えしたが、今回は戦国武将からの信仰も厚く、ここなくして名古屋の発展はなかったと断言できる熱田神宮について紹介しよう。
名古屋を代表する神社であり、成功者であれば是非とも縁を結びたい神聖な場所の1つである。
前回:風の流れに乗れ! vol.4私たち日本人の心のふるさとで人生成功のご縁を結ぶ |
◆天より舞い降りた三つの神器
1900年の歴史を持つ熱田神宮。日本において伊勢神宮に次いで二番目に格式が高いとされる場所だ。
なぜ?という理由はシンプルに三種の神器の一つである「草薙神剣」を祀っている為。
ご祭神は熱田大神であるが、熱田神宮公式サイトによると「ご祭神の熱田大神とは、三種の神器の一つである草薙神剣を御霊代としてよらせられる天照大神のことです」とある。
熱田神宮の境内外には本宮・別宮外43社が祀られ、年に70もの祭典・神事が執り行われている。
熱田神宮公式サイト
▶https://www.atsutajingu.or.jp/
◆新しい時代に進む力を授けてくれる場所
熱田神宮を語る上で重要な存在がいる。相殿神に祀られる日本武尊(やまとたけるのみこと)だ。
その勇敢なる史実を歴史上の人物達も理解しており多くの者がこの場所を訪れている。武士による信仰が厚く、特に織田信長が懇意にしていたとされており、境内には彼が桶狭間出陣の折、必勝を祈願しみごと大勝した礼として奉納した築地塀(通称信長塀)が寄贈されている。
現在の東海地方では桶狭間の合戦など大きな戦が繰り広げられた。
そのどれもが天下分け目と呼べるものであり、それによって時代が変わってきた。熱田神宮には剣が祀られているという事もあり、断ち切るというご神徳の影響がこの地域に強く作用しているのは明らかであろう。
熱田神宮を参拝する事で悪縁や自分が終わらせたい出来事を断ち切り、次の時代や新しいステージに進むためのご縁やきっかけを授けていただく。成功者にとって訪れたい場所といえよう。
◆御利益の効果を強める上知我麻神社
熱田神宮には3つの門(正門・東門・西門)が存在する。
上知我麻(かみちかま)神社は最も本殿から距離がある南に鎮座している。本殿が人で賑わいを見せる一方、こちらはあまり人が訪れない。
思いのほか参拝に時間がかかってしまったという理由で主要な本殿のみの参拝で満足してしまう人が多いが、実はとてももったいない。というのもこちらに祀られているご祭神、乎止與命(おとよのみこと)は古代の尾張国を支配した尾張国造(おわりのくにのみやつこ)で宮簀媛命(みやずひめのみこと)(日本武尊の妃)の父であり、この熱田一帯を守る土地神様なのだ。
人々の意識の面から見ればこの地一帯をまとめていた長である。熱田大神と対等の存在として扱わねばならないといえよう。
上知我麻神社の両脇にある大国主社と事代主社では1月5日に『初えびす』という商売繁盛・家内安全を願う祭事が行われ、大変な賑わいを見せている。
◆唯一無二の南新宮社
南門に存在する上知我麻神社の参拝を終えたら、次はそこからすぐ近くにある南新宮社にも足を運びたい。熱田神宮の中で唯一朱色の社なのでとても目に付きやすいだろう。
ここには熱田神宮の相殿に祀られている素盞嗚尊(すさのおのみこと)が祭神として祀られている。
南新宮社は熱田神宮が創設されてから摂社として作られたものではなく、疫病を抑えるという理由から作られたものを後に境内の中に移動したのだとか。
そんな経緯もありかつては南新宮社の方が庶民の信仰を集めていた時代がある。
毎年6月5日に行われる名古屋市内で最も早い祭りとされる熱田祭りの起源は、南新宮社の礼祭である天王祭が発展したものといわれている。
◆現代病の回復と美容促進を授ける〝清水さま〟
熱田神宮の本宮近くにこころの小径(こみち)と呼ばれる場所が存在する。
本宮背後の森の中をたどることができる静寂な小径であり以前は一般参拝者の立ち入りは禁じられていた。というのも本宮の後方には熱田大神の荒御魂を祀る一之御前(いちのみさき)神社が鎮座するためだ。
しかし2012年より一般公開され、以来誰もが参拝できるようになった。500メートルほどの小径ではあるが、そこにはとても貴重な神様がお祀りされている。清水社だ。
近年、携帯電話やパソコンなどの電子機器は我々にとって必需品ともいえる存在となった。
その影響の裏には深刻な問題も含んでおり、眼精疲労やデジタル認知症、デジタル時差ボケといった見えないダメージを我々は負っている。そんな現代病に対し加護を授けて下さるのだ。
地域の方からは「清水さま」とも呼ばれている。ここに祀られるは弥都波能売神(みづはのめのかみ)と呼ばれる水の神様。本来は水を運び農業を栄させる豊穣の神、また水難除けの神様としての信仰が厚い。
目の神様としての一面を持つようになったのは、平安時代に起きた治承・寿永の乱にて平清景が目を患った際に清水社にて祈願し、湧き水で目を洗ったところ治った事が由来となっている。
目を酷使する今だからこそ、この場所で癒しの力を頂き疲れを水に流しリフレッシュしたい。
また、この場所には世界三大美女の一人・楊貴妃の墓石といわれる三角石があり、清水社の湧き水で肌を洗うと、美しくなると古くからいわれている。
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伊勢神宮、熱田神宮と日本を代表する神社を2回に亘りお伝えしてきた。
日本には8万以上の神社が存在しているが、今回紹介した2つの神社にかかわらずマイ神社なるものを見つけ、足繁く通うことをお勧めする。
神様とのご縁を深め、成功者としてさらなる高みを目指してみてはいかがだろうか?
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