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風の流れに乗れ!縁を制する者はこれからの時代を制する!vol.4

私たち日本人の心のふるさとで人生成功のご縁を結ぶ

 

 

コロナ禍でステイホームの時間が増えた今、私たちの生活は大きく変わった。

在宅ワークが当たり前となり、自分の時間が増えた事で余裕が生まれた人も多い。結果、自分が知らなかった情報を得る機会や選択肢が増え、社会全体を通して価値観が大きく動いた近年となった。

神仏の世界でもオンライン参拝なるものが現れ、時代の流れに上手く乗り一種の参拝方法として確立しつつある。しかしこの手軽さに頼ってしまうのはとても失礼な事である。技術が進歩し生活が豊かになった今だからそこ、神仏と直接心を通わせる事が大事なのだ。

今回は東海地方在住者が日帰りで行ける1つの神社を紹介する。

 

◆日本の総鎮守が座する聖地・伊勢神宮

 

三重県伊勢市にある伊勢神宮。正式名称を「神宮」と言い、日本で一番格式の高い神社とされる。何故格式が高いかというと、天皇家の祖神である天(あま)照(てらす)大御神(おおみかみ)を祀り、国家的な祭祀が執り行われてきたからである。

神社の中の神社である伊勢神宮。存在を身近に感じ知る事でより参拝が楽しくなるような内容を紹介しようと思う。

 

▼伊勢神宮HP
https://www.isejingu.or.jp/

 

◆民間にも深く愛された理由

伊勢神宮は皇室と深い関わりを持ちながら、民衆にも愛される存在であった。

「お伊勢さん」の名称で親しまれ、江戸時代には一生に一度はお伊勢参りといわれ、なんと年間400万人もの人が参拝に訪れたという。6人にひとりはお参りをしていた計算だ。中には主人の代わりに伊勢参りを果たした飼い犬もいたという。〝おかげ犬〟と呼ばれ紀行文や浮世絵などにも描かれている。

年を追う毎に参拝者の数は増え、コロナ禍である昨今、その人数は減ったものの、式年遷宮が行われた2013年の参拝者は1000万人を超えた。

◆内宮と外宮

 

内宮と外宮を中心に125社が集まった総称が伊勢神宮とされる。

125の宮社は正宮、別宮、摂社、末社、所管社に分けられており一番重要な存在は内宮と外宮を指す〝正宮〟となる。次に14社からなる別宮、43社からなる摂社、24社の末社、そして34の所管社だ。

1つの社には2柱以上の神様を祀っているところもあるため、実は140柱を越える神様が伊勢神宮にはいる。

伊勢神宮にはおみくじがないのだが、訪れるだけで吉といわれるのには納得がいく。

 

内宮には天照大御神が祀られており、外宮には豊受大御神(とようけのおおみかみ)が祀られている。

豊受大御神とは食物の神様で生活面の安定や向上、健康に霊験あらたかな神様だ。

伊勢神宮では毎日、「日別朝夕大御饌祭祭(ひごとあさゆうおおみけさい)」と呼ばれる祭事が行われている。神様への食事は全て外宮内で調理されており、境内で作る清浄な火と神聖な湧き水の2つによって米や野菜が調理されている。

 

◆特殊な参拝方法

神宮参拝はまず外宮から、と言うのが古くからの習わしである。

また通行に関しても外宮は「左側」、内宮は「右側」通行が基本とされているので注意が必要だ。外宮の御正宮を始めとし、外宮の別宮、内宮の御正宮、内宮の別宮という順番で回るのが正式だ。境内において外宮・内宮問わず、正宮内および神職の撮影は禁止されているのでマナーとして遵守しよう。

また参拝において賽銭箱がないことに驚くかもしれない。

伊勢神宮は創建以来、〝紙幣禁断〟といわれ神宮へは天皇しかお供えができないと決められており、賽銭箱が必要とされなかった名残から置かれていない。

◆境内でのみ聞く事のできる聖なる音

 

社殿を包みこむように広がる神宮の森は、「癒しの高周波に満ちている」といわれている。科学者の大橋力氏の調査によってこの事実が判明した。人の耳では聞けない高周波の環境音が伊勢神宮内で確認されたのだ。この環境音はハイパーソニックサウンドと言われている。何でも南米アマゾン地帯で確認できる音ではあるが、日本の環境では本来捉える事自体不可能とされている。

 

音の効果を得たい場合、2030分は森の中にいるのが望ましいそうだ。森が発する特別な音を意識してゆったりとたたずみ、全身で感じ染み込ませる。

見えない音に耳を傾けて、別の視点から参拝を楽しんでみてはいかがだろうか。

 

◆一万回分の穢れを払う隠れたご利益物

 

伊勢神宮の内宮へ向かうと最初に迎え入れてくれるのが全長102メートルの宇治橋だ。この橋は2009年の式年遷宮によって20年ぶりに新しく建て替えられた。

また橋だけでなく社殿や調度品なども同じ周期で引越しするのは「常(とこ)若(わか)の思想」というものが関係している。古くなったものを作り替えて常に若々しくして永遠を保つというものであり、神様の力を衰えさせないという意味を持つ。神社という場所は継続してこそ信仰が深まる場所故、この維持はとても理にかなっている。

この宇治橋は人と神を繋ぐ架け橋であり、とても神聖な場所である。流れる五十鈴川の別名が御裳濯川(みもすそがわ)という事で御裳濯橋とも呼ばれ親しまれている。

 

長い歴史を持つこの橋は人々と神宮を繋ぐだけでなく長い歴史の中で橋自体にも素晴らしいご利益があるといわれている。

 

  1. 宇治橋の入り口から3枚目の板を足が収まるよう踏むことで金運に恵まれる。
  2. 入り口から向かって左の手前から2つ目にある「擬宝珠(ぎぼし)」に触れると一万回分の穢れを祓う。

 

ちなみに内宮は右側を歩くので擬宝珠に触れる事ができるのは〝参拝後〟となる。

これらを知っているだけでも参拝が何倍も楽しめるだろう。

これら知識を持って伊勢の神様達との縁を深め日々に喜びを得てほしい。

 

次回は伊勢神宮と縁が深い熱田神宮を紹介する旅に出たいと思う。お楽しみに!

 

 

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