周りを見れば結婚している友人は自分に合った人と結婚している。それは自分の好きな人を見つけるより大切で、結婚している友人は自分と合った人と愛し合い、結婚する。
私の好きになる女性は私を好きになってはくれない。それは20代、学生時代からそうだ。それに全く気が付かず40代になってしまった。
自分に合わないくらい相手の容姿を気にして、そのうえ性格やステータスを気にする。加えて学生時代からの一人暮らしが20年以上と長く、共同で私生活が送れなくなっていた。
彼女がいない時期も長かったので女性と一緒に行動(デート)することも苦手になっていた。いや、もともと苦手だったのだが...。
英語のスキルが上がったことによって日本語を話す時でもストレートな話し方になり、特に男女間の会話では、自覚なく強すぎる表現になることも注意された。
いくら仕事で女性が多いから女性と話すのは慣れているとか、アメリカにいたからレディーファーストができているとか、そんなことは仕事上や外国人とのことであって日本の恋愛とは違う。これらを必死で直さなければ結婚はない。
この相談所ではお断りを受けた理由、断った理由を深く掘り下げることで反省点、修正点として今後に生かすカウンセリングを受けた。
会う女性とは結婚を前提に会うわけなので初めから結婚を意識して会うようにと。
まずはお友達からとか額面通りの自己紹介では私のような40代の結婚は時間がない。一般的な自己紹介は事前にプロフィールに書かれているし、紹介所からも説明があるのでほとんど必要ない。できるだけ早く打ち解けあい結婚のパートナーとして最適に判断することが求められた。
もちろんこのようなカウンセリングや講習を受けたとしてもすぐには見つからなかった。半年くらい試行錯誤が続いて愛知県在住の4歳年上の女性とファーストコンタクトが成立した。
彼女は大手広告代理店勤務、すらっとした細見で美形、丁寧な話し方で物静かな女性だった。
非常に好印象をもったので今後のお付き合いを希望することを相談所に伝えると本人も承諾してくれたので交際を始めた。(この交際とはデートを始めるということで彼氏彼女の交際ではない)。
数回デートを重ねて真剣交際(相談所では彼氏彼女になった交際を真剣交際という)がスタートする。
うまくお互いがOKすれば、交際が始まる。そして婚約。私の恋愛がこんな風に進むのならそもそもここまで苦労しない...。
Next:4月20日更新予定
広告代理店勤務の美人OLとの交際は順調に進んでいて、私は結婚相談所から婚約を勧められる。