誰もが知る洋菓子のひとつであるモンブランはクリームやスポンジ生地などで作られた土台の上に、マロンペーストを細いひも状に絞ったものをのせたケーキです。
ショートケーキ・シュークリーム・プリンと並んで「洋菓子の四天王」と称されるほど王道のスイーツであるモンブラン。
近年では数多くのモンブランが発売されており、味や見た目もお店によってさまざま。専門店も数多く、マロンペーストを絞る様子がSNSで注目されるなど、今もなお高い人気を誇るスイーツですよね。
そんな今も昔も目が離せない大人気のスイーツ、モンブランについてご紹介します。
目次
あまーいクリームが楽しめる秋の味覚モンブラン♪
一口食べると濃厚な栗の味わいが感じられるモンブラン。日本で見かけるモンブランには、クリームが黄色いものと茶色いものの2種類があることをご存知でしょうか。
黄色のクリームは栗の甘露煮を使って作る昔ながらの日本のモンブランの特徴です。渋皮をむいてクチナシの実と一緒に煮ることで鮮やかな黄色が作られます。
これに対し、ヨーロッパのマロングラッセは渋皮ごと煮込むため、クリームは茶色くなります。日本ではかつて黄色のクリームが王道でしたが、徐々に本場・ヨーロッパの茶色のクリームも広まっていきました。
モンブランのしっかりと甘いクリームはブラックコーヒーと共にいただきたいですね。もちろん紅茶とも相性ぴったり。ティータイムに欠かせない存在の洋菓子です。
【奈良県橿原市】奈栗屋
奈良県初!今年9月にオープンしたばかり。生搾りモンブラン専門店
栗の産地で有名な茨木県笠間産の栗を使用した「高級和栗モンブラン」を味わうことができる「奈栗屋」。
他には京都宇治産のほうじ茶を使用した「ほうじ茶モンブラン」や奈良県産の大和抹茶を使用した「抹茶モンブラン」といった今の時期にぴったりなメニューが揃っています。イートインスペースも広くテイクアウトもOK。
「奈栗屋」さんを紹介してくれたのはInstsgrsm@tomo191215さん。
奈良県内のカフェを中心にとても優しい文章でスイーツなどを紹介しています。そして@tomo191215さんのインスタで見逃せないのはお店へのアクセス情報。
駐車場の有無や近隣のパーキング情報まで道路が狭めな奈良を回るのにとてもありがたい情報が載っているのです!
@tomo191215さんのインスタをお供に奈良のカフェを巡ってみてはいかがでしょうか。
【東京 日本橋】栗りん 日本橋コレド室町店
いままで体験したことがなかった!五感で味わうモンブラン
名古屋では知らない人はいないオープン当初から行列の絶えない和栗モンブラン専門店「栗りん」。
東京での店舗が遂に今年の7月オープンしました!
注文すると最高級国産和栗を2種類も使用したモンブランペーストを目の前で一つ一つ丁寧に絞り出してくれるそうですよ。アクセントとなるメレンゲもサクフワな食感で栗本来の味を引き立ててくれます。
Instsgrsm@tetotetoqooさんが紹介してくれたのはテイクアウトメニュー「紫芋モンブランソフト」。北海道産クリーム100%使用したソフトクリーで、和栗ペーストか紅芋ペーストどちらかをチョイスし目の前で絞ってくれます。
@tetotetoqooさんは東京を中心にカフェ巡りをしています。
パンケーキ推しの@tetotetoqooさんのインスタはオーソドックスなものから「これってパンケーキなの⁉」というものまでバラエティーに富んだパンケーキ情報が満載です!是非、参考にしてみてください。
モンブランの発祥は?
まずは「モンブラン」の語源について解説します。「モンブラン」はフランス語(Mont Blanc)で「白い山」という意味があります。モンブランという名称はヨーロッパのアルプス山脈にある「モンブラン」という山に由来すると考えられています。「モンブラン」は標高4807.81 m、西ヨーロッパの最高峰です。
※モンブランはフランスとイタリアの国境に位置しイタリア語でも「白い山」(Monte(モンテ) Bianco(ビアンコ))の意味を持つ。
お菓子のモンブランの発祥地とされる地域は「フランスのサヴォワ地方」「イタリアのピエモンテ州」の2つ。元々モンブランはそれぞれの地域の郷土菓子でした。その後、地域の人々が地元にそびえる白い山「モンブラン」をイメージしてアレンジしていったと考えられています。
この2つの地域でつくられるモンブランは基本的な材料は似ているものの、実はそれぞれ形が違うんです。これはそれぞれの国でモンブランの見え方が異なっているためなんだとか。
日本発祥のお店は店名も「モンブラン」だった!
日本初のモンブランを発売したのは1933年から続く老舗洋菓子店「MONT-BRANC(モンブラン)」。東京の自由が丘にあるこちらのお店の初代社長である迫田千万億さんが、アルプス山脈最高峰モンブランの美しさに惹かれ、店名を「モンブラン」にしたといわれています。
もともとはモンブランというデザートとしてフランスのレストランやホテルで出されていたようで、それにヒントを得て、お持ち帰りできるようにしたのがモンブランの始まりだったそう。
ヨーロッパのモンブランは栗のクリームが茶色だったのですが、迫田さんが日本で販売する際に日本人に馴染みが深い黄色の栗の甘露煮を使おうと考え、日本で多く見かける黄色のクリームがのったモンブランのイメージが作られました。
おだまきで絞った栗のクリームがモンブランの山肌、さらにトップに乗せられた白いメレンゲが山脈の万年雪を表現している看板商品「モンブラン」は、味はもちろん、見た目の美しさもこだわりを感じる一品です。
お店では今も創業当時のままの形、レシピで作り続けており、栗の甘露煮や土台のカステラの優しい味わいが楽しめます。一口食べると昭和時代にタイムスリップしたかのような懐かしい気分に浸れますよ。
ちなみに、モンブランというと栗のイメージが強いですが、実は栗以外のクリームの場合でも、モンブランと呼ばれます。名前の由来にもなった山の形に似せて作ってあることが重要で、必ずしも栗を使ったクリームを乗せなければいけないというわけではありません。
実際、洋菓子店やカフェなどでカボチャやさつま芋のモンブランを見かけた方も多いのではないでしょうか。
◆◆モンブランをおうちでも楽しもう!
秋の味覚である栗を使ったモンブランは今の季節にぜひいただきたいスイーツ。おうちで作って旬の味わいを楽しむと贅沢な時間が過ごせるはずですよ。
お菓子作り上級者さんにはホールサイズをタルト生地から作る本格レシピがオススメ。栗の濃厚な風味がたまらないモンブランクリームと、サクサクのタルトは相性抜群です。濃厚な味わいがアップするチョコレートや、酸味のあるカシスジャムなどをアレンジでいれてみてもいいでしょうか。
料理初心者さんには冷凍デニッシュシートを使ってお手軽に作れるモンブランデニッシュが◎。デニッシュシートを焼いたら、後はモンブランクリームをたっぷりと絞って飾るだけ。初めてで失敗しないか不安な方でも安心です。栗の甘さと風味、バター香るデニッシュは抜群の組み合わせです。
発祥の地とされるヨーロッパを中心に世界中で愛される洋菓子、モンブラン。職人の努力によって日本独自の進化を遂げたモンブランは昔懐かしいベーシックなものやちょっと変わった形など、さまざまなスタイルが楽しめます。
食欲の秋、肌寒い日はあたたかいミルクティーなどと一緒に旬の栗をふんだんに使用したモンブランをぜひ楽しんでみてください。
▼記事内でご紹介した「奈栗屋」の店舗情報はこちら
【店舗情報】
店名 | 和栗モンブラン専門店 奈栗屋 |
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住所 |
〒34-0063奈良県橿原市久米町650-3アルテハイム橿原101 |
営業時間 |
11:00〜22:00売り切れ次第早めに閉店する可能性があります。 |
定休日 |
火曜日変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
席数 |
20席程度 |
アクセス | 橿原神宮前駅徒歩2分 |
駐車場 |
近隣のコインパーキングをご利用ください。 駐車券をお持ちのお客様に限り、1000円以上お買上げで現金200円のキャッシュバックをさせていただいてます。 ◉『店舗すぐ隣の三井のリパークP』 ◉『南都銀行様、橿原商工会議所様ビルの市営駐車場』 |
公式アカウント |
新型コロナウイルス感染拡大等により、営業時間・定休日が記載と異なる場合がございます。ご来店時は事前に店舗にご確認ください。
▼記事内でご紹介した「栗りん」の店舗情報はこちら
【店舗情報】
店名 | 栗りん 日本橋コレド室町店 |
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住所 |
〒103-0022東京都中央区日本橋室町町二丁目3-1 コレド室町2地下1階 |
TEL |
036-2626-667 |
営業時間 |
11:00-20:00 /不定休時期により営業時間が多少変動します。最新情報は日本橋コレド室町店公式Instagramをご確認ください。 |
HP | |
公式アカウント |
新型コロナウイルス感染拡大等により、営業時間・定休日が記載と異なる場合がございます。ご来店時は事前に店舗にご確認ください。
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