年が明けるとやってくる、卒業・入学シーズン。そろそろスーツの購入を考えているママさんや学生さんも多いはず。
たった数時間とはいえ、長い間思い出に残るもの。しかも、仕事で着るようなスーツと違って、選択肢の幅が広いのも悩む理由のひとつ。
そこで前回は、「イエベ」「ブルべ」と2つの大きなカラーベースの分け方や、「春夏秋冬」といった4シーズンの分け方など、パーソナルカラーの基本をご紹介しました。
一度パーソナルカラーがわかれば、一生使えて、服や化粧品を購入する際に失敗を防ぐことができます。
さて、自分の属するカラーが分かったところで、今回は実践編。
パーソナルカラーの取り入れ方や服装やメイク、ヘアカラーについてご紹介します。
前回:パーソナルカラーについて知ろう【私に似合う色の選び方①】
目次
パーソナルカラーの使い方
迷った時の判断材料に
この洋服とこの洋服、どっちにしよう…と、ショッピングで誰もが体験する悩み。
すべて購入できるのであればいいのですが、なかなかそうもいきません。そんな時に役に立つのがパーソナルカラーなのです。
特に、トップスや帽子など顔周りに持ってくるものにパーソナルカラーを取り入れると良いようです。
また、メイクアイテムであれば、アイシャドウのように広範囲に使用するものに取り入れると良いでしょう。
イメージ定着に
周囲に自分の印象を定着させたい時にパーソナルカラーを取り入れてみましょう。
かっこいい、かわいい、優しい、活発など、周囲にこう思われたいという理想に近付くためにもパーソナルカラーを取り入れてみてはいかがでしょうか。
色が持つ力で理想の自分に近付くことができるかもしれません。
勝負の日に
メイクやファッションを気分やシーンで選んでいるという方は、パーソナルカラーを取り入れてみましょう。
特に、初対面の方と会う時や面接など、第一印象が大切ですよね。
また、結婚式への参加など、写真をたくさん撮るような日にパーソナルカラーを取り入れることで、いつもよりも華やかな写真写りに満足することができるはず。
断捨離に
おうち時間が増えた今、断捨離を定期的にする方も多いのではないでしょうか。
しかし、後悔しないように慎重になる「捨てる」という行為は、想像以上に疲れるもの。
なかなかスムーズに断捨離が進まないのも考える時間が必要だからでしょう。
前述したように、トップスや帽子など顔周りに持ってくるものは、パーソナルカラーを考え断捨離することをおススメします。
パーソナルカラー別ファッションのポイント
イエベ春
明るく鮮やかな色が似合うイエベ春は、暗い色の面積はできるだけ減らし、コーデ全体が明るくなるようにするのがポイントです。
全体で明るさを表現することにで、元気でキュートな印象を与えることができるでしょう。
イエベ秋
落ち着いた色が似合うイエベ秋は、鮮やか過ぎない深みのあるくすみカラーを取り入れるようにするのがポイントです。
ブラウンやカーキ、マスタード、テラコッタなど秋を連想させる色を使用することで統一感が出て、落ち着いた都会的な印象を与えることができるでしょう。
ブルべ夏
上品で清楚な色が似合うブルべ夏は、黒よりも紺、ブラウンよりもグレーと、明るいベーシックカラーを取り入れるようにするのがポイントです。
「くすみピンク⇒ラベンダー⇒白」というようなグラデーション配色にすることで、より洗練された印象を与えることができるでしょう。
ブルべ冬
鮮やかな純色が似合うブルべ冬は、ベーシックカラーでまとめたコーデに、差し色として1色取り入れるようにするのがポイントです。
暗くなりがちなコーデを防ぐためにアイシーカラーを入れることで、クールでシャープな印象を与えることができるでしょう。
メイクに使うパーソナルカラー
イエベ春・イエベ秋
基本的に、コーラルピンクやサーモンピンクなど、黄みを含んだ色味を選ぶようにすると肌馴染みが良いでしょう。
健康的な肌に仕上げるために、ファンデーションはオークル系やベージュ系を選びます。
また、イエベ春さんは、ツヤっぽい質感のもの、イエベ秋さんはマットな質感のコスメがおすすめ。
ブルべ夏・ブルべ冬
基本的に、マゼンタやローズピンクなど、青みを含んだ色味を選ぶようにすると肌馴染みが良いでしょう。
また、ベージュ系のファンデーションを使用すると、顔色が悪く見えてしまうので、ピンク系の下地を選ぶようにしましょう。
ブルべ夏さんは、マットな質感のもの、ブルべ冬はツヤっぽい質感のコスメがおすすめ。
パーソナルカラー以外を取り入れる
自分のパーソナルカラーがわかってくると、パーソナルカラーに囚われがちになってしまいます。
そのせいで着たいと思った服に手を付けられなくなってしまったり、常に同じようなメイクになってしまったり、おしゃれを楽しめなくなってしまってはつまらないですよね。
そうならないために、パーソナルカラー以外を取り入れるときのメリットも知っておきましょう。
まず、パーソナルカラー以外を取り入れるメリットとして挙げられるのは、コーディネートにメリハリが出るということです。また、いつでも新鮮なコーデやメイクが楽しめることや、流行りの色を取り入れることができる点もメリットでしょう。
しかし、せっかく取り入れるのであれば失敗したくないのも当然。取り入れ方としては、一番印象を左右してしまう顔周りは避け、小範囲から挑戦するようにしましょう。
メイクであれば、アイシャドウやチークは避け、アイラインやマスカラに取り入れます。
ファッションであれば、小物から。どうしてもパーソナルカラー以外のトップスを着たい時は、顔に最も近い部分であるアクセサリーにパーソナルカラーを取り入れ、挟むテクニックを利用しましょう。
イエベであればゴールド系、ブルべであればシルバー系のイヤリングやピアス、ネックレスを身に着けることで色馴染みが良くなります。
濃ければ濃いほど存在感が強くなるのが色。
そのため、軽めで透け感のあるものを選ぶようにしましょう。もし、不安であれば家族や友人に雰囲気を訪ねてみてもいいかもしれません。
パーソナルカラーの可能性は無限
いかがでしたでしょうか。
今回は、パーソナルカラーの使い方についてご紹介しました。
自分に似合う色を上手に取り入れて、好感度アップを目指しましょう。これから訪れる春に向けて、上手にパーソナルカラーを取り入れるとすればカーディガンがおすすめです。イエベさんは、カスタードのようなクリームイエローや、フレッシュなオレンジイエローを。ブルべさんは上品なホワイトカラーや、明るく爽やかなライトクリアブルーはいかが。
出会いと別れの季節。どちらも印象は大切ですよね。
自分を最大限に引き出すことができるよう、パーソナルカラーを意識してみてはいかがでしょうか。
前回:パーソナルカラーについて知ろう【私に似合う色の選び方①】