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ベトナムの魅力:定番から珍しいものまで、旅を彩る雑貨とヘルシーフード

近年、女性を中心に人気の観光地になっているベトナム。その魅力はやっぱり、かわいい雑貨やおいしい料理にあるようです。また、ベトナム人は綺麗好きで、ホスピタリティに溢れています。そんな国民性が日本人観光客の心をグッと掴んでいるようですね。今回は、定番から珍しいものまで、ベトナム旅行から帰国した後にも旅を思い出せるように「ベトナムの魅力」について深掘りしていきたいと思います。

美しさの渋滞! ベトナム雑貨

バッチャン焼き

ベトナムの名物土産として知られる「バッチャン焼き」は、ホン川沿いに位置するバッチャン村で生産されている陶磁器。700年以上の歴史を持つバッチャン焼きは、白地のうつわに青色で、蓮や菊の花などの繊細な絵柄模様が描かれています。バッチャン村の焼き物市場には陶器のお店がズラリと並び、価格は数百円から数千円です。

かごバッグ

こちらもベトナム土産の定番として知られる「かごバッグ」。低価格で購入したいなら「ゴックフェン」、高品質なのは「ハッパーズ」と覚えておくといいでしょう。普通のデザインでは物足りないという方には、少々個性的なデザインのバッグを販売している「マイチェーデコ―」がおすすめです。

ランタン

ベトナム中部の街「ホイアン」では、毎月ランタンの明かりだけで街を照らして先祖を敬う「ランタン祭り」が行われます。そのため、街中には手作りランタンを販売するお店が並び、美しいランタンが500円から2000円ほどで購入可能です。ぼんやりと灯る小さな明かりが幻想的なランタンは、電気で点灯させるタイプと、蝋燭を立てる小さな燭台が中に設置されているタイプの2種類。蝋燭タイプのものは火の心配はありますが、いつでもどこでも使うことができる点や、ベトナム旅行を思い出すのに良いかもしれません。電球タイプは、電球を取り替えれば長い間使うことができます。ですが、日本とベトナムでは電圧が異なるので注意が必要です。また、竹製は強度が高い分かさばるため、日本に持ち帰る場合は折り畳み可能な布製のランタンがおすすめ。

螺鈿(らでん)

ベトナムの伝統工芸のひとつとして長い歴史を持つ「螺鈿細工(らでん)」。手先が器用なベトナム人が、手間暇かけて伝統を守りながら作っている美しい逸品です。そんな螺鈿細工は小物ケースから家具まで、サイズ、種類、デザインも様々。中でもお土産には、小ぶりでかわいく持ち運びやすい手鏡がおすすめです。

笠帽子(ノンラー)

ベトナムならではのお土産としてよく選ばれるのが「笠帽子(ノンラー)」です。ノンラーの「ノン」は「笠」、「ラー」は「葉」という意味。現地では「ノン」と略されて呼ばれることが多いようです。現地での日よけ対策や、多少の雨避けにもってこいの帽子だそう。美しい刺繍がされているものもたくさんあるので、お気に入りの1点を探すのもおすすめ。






おいしくてヘルシー! ベトナム料理の定番

南北に長いベトナムは地域によって気候が違うことから、味付けや食材など食習慣が地域によって異なります。そんなベトナム料理は、多くのエスニック料理のように辛すぎたり甘すぎたりするといった味わいではなく、どちらかというとさっぱりマイルドな味付けです。海に面しているベトナムでは、生野菜や香草の他に、新鮮な魚介類も豊富。身体思いのヘルシーな料理が多いというわけです。

【フォー】

ベトナム料理の定番「フォー」は、ベトナムの首都ハノイが発祥の地だといわれています。牛肉や鶏肉をのせ、スープをかけて食べるのが一般的。各地で食べることができますが、地域によって味付けが異なるようです。北部ではしっかりとだしの味を感じるスープが特徴で、南部では砂糖を使用した甘辛いスープが特徴。また、中部は唐辛子が効いた辛めの味付けが特徴的。

【バイン・ミー】

フランスにより植民地化されていたベトナムでは、フランスパンに具材を挟んだ「バイン・ミー」というサンドイッチも有名。近年は日本でも注目され始め、専門店も増えてきています。挟む具材はお店によってさまざまですが、ハムやチャーシューなどの肉類を挟むのが定番です。また「なます」はバイン・ミーに欠かせない具材のひとつ。大根や人参を使用したなますを挟むことで、シャキっとした食感や、甘酸っぱい味がアクセントになっているようです。

【フーティウ】

米麺を使った南部を代表する麺料理。半乾燥させた麺を裁断するため、コシがある麺のようです。豚骨ベースの甘めでクリアなスープに海老や豚肉、ひき肉などの具をたっぷりのせた逸品。汁ありと汁なしが選べるのも特徴です。柔らかくつるっとした喉越しを楽しむ北部のフォーとは対照的なので、食べ比べてみてもいいかもしれません。

【バイン・セオ】

米粉で作った黄色い皮の中にもやしや豚肉エビなどの具材が入ったベトナムの庶民の味。ベトナム語で「ジューシーなパンケーキ」を意味する料理で、屋台などでもよく食べられています。ターメリックと米粉をココナッツミルクで溶いたほんのり甘い生地は、外側はパリッと、中はモチモチ。ベトナム風お好み焼きといったところでしょう。

【チェー】

ベトナムのご当地スイーツとして有名な「チェ―」は、小豆や寒天、フルーツ、アイスなどが乗った日本でいうぜんざいといったところでしょう。おいしいだけでなく、体に優しいヘルシーな食材からできているため、女性から人気が高いそうです。



 

 

いかかでしたか。

伝統工芸が盛んなベトナムには、手先が器用で職人気質の人が多いように思います。また、細長い形の「インディカ米」が主食なので、お米文化の日本人の口にも合う料理がたくさんあるようです。美しい自然が作り出した絶景や、歴史ある遺跡など見どころ豊富なベトナム。おいしさ満点、かわいさ満点の魅力がたくさん詰まったベトナムに足を運んでみてはいかがでしょうか。

 

 Text by yumeka