これから暖かくなる季節、ペットと旅行に行こうと考えている方も多いのではないでしょうか？
常に癒しを与えてくれる大切な存在だからこそ、旅行も一緒に楽しみたいですよね。幸せホルモンといわれているオキシトシンも、ペットのおかげで増えるのだとか。
しかし、準備を怠ると、予期せぬことでせっかくの旅行が台なしになってしまうことも。そのようなことがないように、しっかりとした準備が一番大切です。
今回は、ペットと一緒に旅行に行く前に知っておくべきことや、気を付けるべきポイント、必要な持ち物、便利なペットグッズをご紹介します。
01／事前準備
旅行へ出発する2週間前までに、ペットの最終ワクチン接種を済ませておくようにしましょう。
これは、病気をうつしてしまったり、もらってしまったりすることを防ぐためです。旅先で病気が広がってしまったら取り返しがつきませんので、宿泊施設のほとんどで、ワクチンなどの予防接種証明書の提示が必要となっています。
かかりつけの動物病院の獣医師さんに、旅行に行っても大丈夫な状態か一言相談してみるのもいいかもしれません。
次に、基本的なしつけとして「おすわり」や「まて」ができると旅先でも苦労しません。
また、クレートや、トイレマナーとしてマナーパンツの着用に慣れさせておくことも大切です。特にクレートに慣れていないと、泣き続けてしまうことや呼吸が早くなり息苦しくなってしまったりすることもあるのだとか。
できる限りペットにストレスがかからないよう、日頃の生活や散歩でイメージトレーニングしつつ、ゆっくり慣れさせていくことがいいでしょう。
02／持ち物
首輪、リードは必ず持参し、基本的に外すことがないようにしましょう。
もしもの時に備えて、名前や連絡先を記入した「迷子札」をつけておくようにすることをお勧めします。
特に、キャンプなど旅先が屋外の場合、はぐれてしまうと見付けることが困難になってしまうので注意が必要です。
鑑札、狂犬病予防注射済票、混合ワクチン接種証明書などは、施設によって提出が必要な場合があるので、車中泊だとしても持ち歩くことが良いとされています。
また、食べ慣れているごはんやおやつ、普段使用している器があるとペットも安心してごはんを食べることができます。
ドライフードは一食ずつジップロックなどに入れて持ち歩くと便利です。
車や電車での移動でも、水分補給は大切ですので、水は多めに持ち歩くようにします。クレートの中など密閉に近い場所は、気温が高くなってしまうため、涼しい時期の旅行でもこまめに水分を取らせてあげるようにしましょう。水は、飲料用としてだけではなく、粗相をした時の洗い流し用としても使うことができます。
それに加え、マナーパンツにトイレシート、ウエットティッシュやにおい漏れしないマナー袋の持ち歩きも大切です。ペットと一緒に入ることができるカフェなどでは、入る前に手足を拭くことがマナーとされているため、ウエットティッシュは特に様々な場面で活躍します。
上記マストアイテムに加え、ペットの種類なども考え、余裕があれば荷物に含めるといいもの、例えば、ペット用の洋服や粘着ローラーですが、抜け毛が多いペットの場合は持っていくと便利です。洋服は、機能面に優れたものもたくさんあります。デザインも豊富なので、ペットと一緒におしゃれを楽しんでみるのもいいかもしれません。
また、海やプールなどを利用する場合は、普段使い慣れたタオルや、シャンプーをもっていくと良いでしょう。
旅先の散歩で、雨が降ってしまった場合に使用する、ペット用のレインコートもあると便利。飲食店を利用する時はステイマットを使用します。お店側で用意している場合もありますが、ご自身で持っていく方が、安心してお店を利用することができますよ。
03／便利グッズ
①ドライブボックス
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クレートの他に、車での旅行には「ドライブボックス」が便利。
車に乗り慣れているペットでも、長時間の移動は疲れてしまうもの。自分たちの休憩に合わせて、ペットも車内で休憩できるように、専用シートを準備してあげるといいかもしれません。ドライブボックスで移動する場合は、ペットのサイズに合わせたものを用意することがポイント。また、体が揺れすぎてしまわないよう、タオルなどでスペースを調節してあげてもいいかもしれません。
②給水ボトル
車内や公園など、地面にお皿を置いて水をあげると、余った水の処理や、お皿の汚れに困ることが多いかと思います。そんな時は「給水ボトル」が便利。片手で簡単に水をあげることができるので、散歩のときにリードを離してしまう心配もありません。余った水はそのままボトルの中へ戻すことが可能です。
③グルーミングヘアドライヤー
旅先で海や温泉、プールの利用などの予定がある方、突然の雨対策などには「グルーミングヘアドライヤー」があると便利。こちらはドライヤーとブラシがひとつになった優れもの。片手でブラッシングをしながら乾かせるので、もう片方の手でペットを落ち着かすことができます。
④足洗いカップ
シャワーなどで洗おうとすると、洗わなくていい場所まで濡れてしまうことも。そんな時は、水を入れるだけで手足を洗うことができる「足洗いカップ」が便利。水を入れたカップに手足を入れ、カップを回転させたり上下させたりするだけで、少しの水で手早く洗うことができます。柔らかいシリコンブラシで、肉球の間の汚れまで優しく洗う事ができるとのこと。軽量タイプで持ち歩きにも最適です。
事前準備でペットとの楽しい旅を
ペットとの旅行は不安がつきものかもしれません。
しかし、事前準備を怠らないことで、もしものトラブルは最小限に抑えることができるはず。大好きな飼い主が楽しそうにしていると、ペットにもその気持ちが伝わり、より一層仲を深められるでしょう。普段と違う環境は、ペットの五感にも大きな刺激となりますし、広々とした自然あふれる場所への旅行は、ストレス解消にもつながりますね。
周囲の方を不快にさせることがないよう、マナーを守り、配慮することも飼い主の役目。楽しい思い出が作れるように、気遣いも忘れないようにしましょう。
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「ペットと泊まれる宿5選」をお送り致します。
今回ご紹介したことを考えつつ、次は旅先探しとまいりましょう。