全国各地に点在するパワースポット。神社仏閣、自然、景色からいただけるパワーは特別なもの。前回は大自然が広がる北海道や伊達政宗ゆかりの地として繁栄し東北の中心ともいわれる宮城県などのパワースポットをご紹介しました。
今回は、パワースポット関東編。有名スポットから知る人ぞ知る穴場スポットまでご紹介します。都会の中にありながら、季節と共に移り変わりを楽しめる関東にはどんなパワースポットがあるのでしょうか。
【東京圏】
観光スポットともいえる定番のパワースポットも多く存在する東京圏。大都会がゆえ、自然とはかけ離れたイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。
しかし、明治神宮など、都会にありながら壮大で神秘的なパワーを感じることができる場所も多く存在するようです。
①遠見岬神社 (千葉県)
Instagram photo by @xxbb_mayu さん
「冨咲の階段」と呼ばれる60段の石段を上ると「冨が咲き幸せになる」と伝えられています。
ご祭神は天富命(あめのとみのみこと)。この地に派遣された、勝占斎部須須立命(かつらいんべすすたつのみこと)によって「遠見岬(とみさき)神社」が建立されました。この勝占の名から「勝浦(かつうら)」という地名になったのだとか。
仕事運、商売繁盛、厄除け無病息災のご利益があるとされ、特に漁業、農業に関するご利益があるとのことです。
勝浦名物のキンメ(金女)やカツオ(勝男)をモチーフにした男性、女性向けの一風変わったおみくじも楽しめるそうです。
②川越氷川神社 (埼玉県)
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脚摩乳命(あしなづちのみこと)と手摩乳命(てなづちのみこと)夫婦。そして、娘である奇稲田姫命(くしいなだひめのみこと)と素盞鳴尊(すさのおのみこと)夫婦。その息子の大己貴命(おおなむちのみこと)の五柱の神様が祀られています。神様方が家族であることから、家族円満、夫婦円満、縁結びとして有名なパワースポットです。
数多くお守りがあり、中でも人気なのが「運命の赤い糸」の言い伝えからできた「縁結び玉」。生涯共に歩んでいく相手に出会うまで大切に保管し、めぐり会えたときに、ふたり揃ってお参りし神社に戻します。その際、神社からふたりの縁が永く固く結ばれるよう祈願した「結い紐のもと」をいただきます。川越氷川神社で結婚式を挙げる際には「結い紐のもと」を挙式前にお預けし「結い紐」を作っていただきます。その後、赤ちゃんを授かり、初宮参りの日にもう一度「結い紐」をお付けになっているご夫婦には「赤ちゃん結い紐」がいただけるとか。赤ちゃんがこれから、さまざまな人との良いご縁に恵まれて、健やかに、幸せに育つようにという意味が込められているようです。
③武蔵御嶽神社 (東京都)
Instagram photo by @sak41114 さん
標高929mの山頂から関東一円を見守り「天空の神社」と呼ばれています。
数多くの神様が祀られていますが、中でも、大口真神(おおくちのまがみ)様は日本狼の神様として「おいぬ様」とよばれ親しまれているそう。近年はそんな「おいぬ様」にちなんで、愛犬の健康を願う人も多く訪れるようになりました。たくさんの愛犬たちの健康を願い、愛犬祈願も行っている、人と愛犬のパワースポットです。
狼が守り神となった由来はその昔、日本武尊(やまとたけるのみこと)が東征の際、御岳山から西北に進もうとした時、深山の邪神が大きな白鹿と化して道を塞いだことがきっかけ。日本武尊は、やまひるで大鹿を退治しましたが、雲霧が発生し道に迷ってしまいます。そこへ白狼が現れ、西北へ尊の軍を導きました。その白狼に「大口真神としてこの御岳山に留まり、全ての魔物を退治せよ」と伝えたことが始まりだったようです。
④神田明神(東京都千代田区)
1300年もの歴史をもち江戸の守護神ともいわれている神田明神は、いつ訪れても参拝者の活気に溢れた賑やかな神社です。正式名称は神田神社。730年に出雲系の氏族が大己貴命(おおなむちのみこと)を祀ったことが始まりとされています。そして神田明神といえば平将門命。勝負の神様として人気が高く、徳川家康も関ヶ原の戦いへ挑む際、戦勝祈願を行ったそう。お仕事やスポーツ、ここ一番でパワーが欲しいときにお参りされてはいかがでしょうか。また、神田明神は勝負事だけではなく、あらゆるものと縁を結んでくれる縁結びの神様としても大変有名です。
7/24(日)に特別企画「夢叶参拝」が開催予定です。ご興味のある方は参加してみてはいかがでしょうか。
https://www.kandamyoujin.or.jp/
【北関東】
都道府県別魅力度ランキングで40番目以下に位置する北関東。
しかし、群馬県には国内でも人気が高い草津温泉、茨城県は時代劇で圧倒的知名度を持つ水戸黄門、栃木県には外国人からも人気を集めている日光東照宮があります。
このように実はたくさんの魅力に溢れている北関東。自然が作り出す絶景や知名度が高いパワースポットが多く点在するようです。
①滝尾神社 (栃木県)
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二荒山神社本社の西に約1キロ、生い茂る木々の中に立つパワースポットです。
小石を3つ投げ、鳥居の額の真ん中にある丸い穴をひとつでも通ったら、良いことがあるといわれる「運試しの鳥居」があります。なかなか難しいようで、1つでも通ればなりラッキーだそう。
鳥居を通り過ぎると鮮やかな朱色をした楼門が見え、その奥に拝殿、唐門、本殿があります。唐門の横には良縁を願う「縁結びの笹」があり、笹の前で願うと縁が叶うと言われているようです。本殿の裏手にある「滝尾三本杉」は「神が宿る木」と言われ、境内で最も神聖な場所であるといわれています。
http://www.nikko-kankou.org/spot/24/
②妙義神社 (群馬県)
Instagram photo by @rumiyasuhara
日本武尊(やまとたけるのみこと)、豊受大神(とようけのおおかみ)、菅原道真(すがわらのみちざね)、権大納言長親卿(ごんのだいなごんながちかきょう)が祀られたきらびやかな圧倒的造形美のパワースポットです。
出世運、上昇運、生命力のご利益があります。その他にも統率力アップやチャンスを与えてくれる、といったものまでも。中でも、青銅鳥居、燈籠のある石段は上昇運のパワースポットだとか。妙義山の尖った山頂を眺めることで、この地に降りる上昇の気を取り込むことができるようです。
③牛久大仏 (茨城県)
大仏様の足元には庭園が広がり、四季を通じて多くの花が咲き誇ります。また、体内空間には建立完成までのパネルや、大仏様の親指の模型が展示されているコーナーなど、5層に分かれた空間を巡ることができるようになっています。展望台は大仏様の胸部に位置し地上85mの高さから東西南北を見渡すことができます。天候によってはスカイツリーや富士山が見えるそうです。
◆◆信じる心を大切に「困ったときの神頼み」
パワースポット巡りの楽しみ方は人それぞれ。
何よりも、パワースポットの効果を信じること、信じる気持ちを楽しんでほしいと思います。美しい光景を見ること、綺麗な空気を吸うことなど、その場の雰囲気を感じるだけでもポジティブになれるものです。
次回は、「パワースポットで気分をリフレッシュ【中部編】」をご紹介します。
日本でも有数なパワースポット・富士山がある静岡県、山梨県を含む中部地方。
他にはどんなパワースポットがあるのでしょうか。
Next:7月18日更新予定
「パワースポットで気分をリフレッシュ【中部編】」をお送りします。お楽しみに!
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