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秋の魅力 紅葉狩りで心豊かなひとときを【中部・北陸編】

日本の紅葉は世界で一番美しいといわれるほどの魅力を持ちます。

暑い夏が終わった後の安堵感とわずかな寂しさ、これからくる寒くて長い冬への憂い感を、紅葉狩りで癒してみてはいかがでしょうか。前回は関東地方の紅葉スポットをご紹介しました。

 

今回は、紅葉狩り中部・北陸編。愛知県にある春と秋に開花する全国でも珍しい四季桜と紅葉の不思議なコラボレーションが楽しめるスポットをはじめ、数多くの紅葉スポットが点在する中部・北陸地方。一瞬で終わってしまう季節だからこそ、思い出作りに出かけてみてはいかがでしょうか。

 

弥彦公園もみじ谷(新潟県)

 

弥彦温泉郷にある約4万坪に及ぶ弥彦公園。公園内には紅葉スポットが点在していますが、中でも「観月橋」と呼ばれる赤い橋の周辺「もみじ谷」の紅葉は見事。夜にはライトアップが実施され幻想的な世界に。

また、遊具もあるのでお子様連れにもおすすめです。

見頃は10月下旬から11月中旬。彌彦神社にて開催される全国随一の規模を誇る菊花大展覧会「弥彦菊まつり」も一緒に楽しんでみるのもいいかもしれません。

広大な公園で秋を感じる有意義な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

 

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▼弥彦観光協会・弥彦観光案内所
https://www.e-yahiko.com/

 

黒部峡谷(富山県)

©(公社)とやま観光推進機構

 

トロッコでしか辿り着くことのできない秘境、黒部峡谷。日本三大渓谷、日本の秘境100選のひとつでもあり、山頂と谷底の高低差は約3000mV字谷の全長は86kmにも及びます。

トロッコの車窓からは美しく染まる紅葉を堪能することができ、その車内放送では黒部峡谷の見どころを案内してくれるとか。トロッコを降りて欅平、鐘釣周辺を散策しながら峡谷の紅葉を楽しむのもおすすめです。

 

©(公社)とやま観光推進機構

 

見頃は10月下旬から11月中旬。素敵なナレーションに耳を傾けながら、貴重な景色を目に焼き付けてみてはいかがでしょうか。

 

▼黒部峡谷鉄道株式会社
https://www.kurotetu.co.jp/

 

那谷寺(石川県)

©石川県観光連盟

 

白山信仰の寺として1300年以上の歴史を持つといわれている那谷寺。2015年にフランスの旅行ガイドブック「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」で一つ星に格付けされた寺院としても有名です。

近くには粟津温泉があります。宿泊すると観光客で賑わう前の朝の時間帯に那谷寺散策ができるのでおすすめです。

 

©石川県観光連盟

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展望台からの眺めはもちろん絶景。見頃は11月上旬から下旬。

白い奇岩遊仙境の岩肌に映える紅葉をじっくりと楽しんでみてはいかがでしょうか。

 

▼石川県観光連盟
https://www.hot-ishikawa.jp/feature/kouyou2021/kouyou

 

丸岡城(福井県)

 

現存する天守では最古の建築様式を持つ丸岡城。合戦時に大蛇が現れて霞を吐いて城を隠したという逸話から、別名「霞ヶ城」と呼ばれています。

1978年には日本庭園式公園の「霞ヶ城公園」が造られました。日本のさくらの名所100選に選ばれており春になると咲き誇る桜も見事です。

紅葉の見頃は11月中旬。モミジに囲まれた風情ある天守閣を様々なアングルから見て、お気に入りの眺めを発見してみてはいかがでしょうか。

 

 

▼丸岡城観光情報センター
https://kanko-sakai.com/feature/detail.php?id=3

 

奥裾花渓谷(長野県)

(公財)ながの観光コンベンションビューロー

 

日本百景や長野県名勝に指定される奥裾花渓谷。鬼無里が日本海につながる海の底だったことを示す地層の野外博物館と言われています。

奥裾花大橋を起点に奥裾花自然園まで約10キロにわたって曲がりくねった渓谷沿いは、様々な地層と断崖絶壁のキャンバスに赤や黄、オレンジの紅葉と古代の息吹を感じさせるブナの大木が美しいコントラストを織りなしています。

 

(公財)ながの観光コンベンションビューロー

見頃は10月中旬から下旬。信州の大地の生い立ちと壮大な大自然を堪能しに訪れてみてはいかがでしょうか。

 

▼鬼無里観光振興会
https://kinasa.jp/

 

谷汲山華厳寺(岐阜県)

 

「たにぐみさん」の愛称で親しまれている谷汲山華厳寺。日本最古の観音霊場「西国三十三所観音霊場」の第三十三番札所で結願、満願のお寺として有名です。

2019年には谷汲山当寺を含む「西国三十三所観音巡礼」が日本遺産に登録されました。岐阜県民や観光客らが応募した岐阜県内の紅葉の名所「飛騨・美濃紅葉三十三選」にも選ばれた紅葉スポットです。

見頃は11月中旬から下旬。歴史を感じる寺院と鮮やかな紅葉の、日本らしい眺めに心を落ち着かせに行ってみてはいかがでしょうか。

 

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▼揖斐川町HP
https://www.town.ibigawa.lg.jp/kankoujyouhou/0000006543.html

 

梅ヶ島温泉(静岡県)

 

安倍川上流の山間の温泉地で、美肌効果が高いと言われる梅ヶ島温泉。武田信玄の隠し湯として武士たちが合戦の傷を癒す湯治場であったとか。

近くには日本の滝100選に選ばれた「安倍の大滝」をはじめ「三段の滝」「恋ヶ滝」「赤水の滝」「宝月の滝」など、様々な種類の滝が点在しています。

温泉地に向かう道中の紅葉を楽しみながらのドライブや車を降りての散策もおすすめです。

 

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見頃は10月下旬から11月下旬。壮大な滝と紅葉のコラボレーションの魅力に癒されてみてはいかがでしょうか。

 

▼するが企画観光局
https://www.visit-shizuoka.com/spots/detail.php?kanko=446

 

香嵐渓(愛知県)

 

山全体が約4000本ものモミジで覆われている香嵐渓。1634年に香積寺第11世住職三栄和尚がモミジを植えたのが始まりと言われています。

大正末期から昭和初期にはボランティアでモミジの大植樹が施され、イロハモミジやオオモミジなど11種類もの品種が植えられているそうです。巴川の川面に反射する絶景は一見の価値あり。見頃は11月中旬から下旬。もみじ祭りの期間中は山全体がライトアップされ昼間とは違った雰囲気を楽しむことができるでしょう。

 

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今年のもみじ祭りのテーマは「心の癒し」。紅葉を見ることで疲れた心を癒してほしいという願いから開催されるそうです。

願掛けろうそくや竹灯りなどのイベントと共に、疲れを吹き飛ばしに行ってみてはいかがでしょうか。

 

▼豊田市足助観光協会
http://asuke.info/korankei/

 

御在所岳(三重県)

 

標高1212mの御在所岳。約1カ月かけてゆっくりと、ふもとにある湯の山温泉街まで紅葉前線が降りていき、段階的に紅葉が見頃を迎えていく楽しさを味わうことができるスポットです。

高低差約800m15分で駆け上がるゴンドラでの空中散歩は、標高差で移りゆくダイナミックな紅葉を堪能することができるでしょう。また、伊勢湾まで一望できるパノラマビューも見逃せません。

山上公園駅に隣接する展望レストラン「ナチュール」では、絶景を見ながらのお食事を楽しむこともできます。

 

 

見頃は10月中旬から11月中旬。爽やかな風を感じながら山の色彩を味わってみてはいかがでしょうか。

 

▼御在所ロープウエイ
https://www.gozaisho.co.jp/

 

 

◆◆寒さが早く来る年は紅葉が美しい

昼夜の寒暖差が大きいことや、適度な湿気など、それなりの条件が揃わないと美しい紅葉は見られないとか。紅葉にも様々なメカニズムがあるようです。

今回は、中部・北陸地方の紅葉スポットを紹介しました。自然が作り出すメカニズムが揃ったからこそ見ることのできる紅葉、見逃したくはないものです。

 

次回は、紅葉スポット関西編。観光地として人気が高い関西地方にはどのような秋を感じるスポットがあるのでしょうか。

 

 

※お出かけの際は、色づき状況や紅葉イベント開催情報など事前にお問い合わせ先にご確認ください。

※新型コロナウイルス感染拡大予防対策について、その他の最新情報などは公式サイト等でご確認ください。

 

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