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いつの間にこんなたくさんに!? 中国の想像を超えた富裕層たち

富裕層が多そうなイメージになっている中国ですが、実際に2019年には富裕層と呼ばれる人たちの数がアメリカを超えて世界最多となっています。

「国民全員が協力して全員が平等の社会を作ろう」という共産主義の理念に基づく国にも関わらず、いつの間に中国には富裕層がこんなに増えていったのでしょうか。

 

中国は富裕層だらけ!? 真の富裕層とは

2019年のミリオネアに関する調査によると、世界のトップ10%にランクインした中国人は1億人となっていて、米国の9900万人を上回っています。

この発表には中国に住んでいる中国人だけではなく、世界中にいる「中華系」の人々も含まれているようですが、中国人のリッチさには驚かされます。

 

また、違う調査によると、中国における富裕層の定義は、年収200万元(約3400万円)以上、投資可能な資産が1000万元(約17000万円)以上ある中国人とされています。日本では、世帯年収が2000万円から3000万円以上、金融資産が1億円以上ある人を富裕層というので、日本よりちょっとお金持ちのイメージとなります。

中国に住んでいる中国人で限定すると、総資産600万元(約1億円)超えの富裕世帯は399万世帯となっていて、中国全土の一般世帯の数4億9416万世帯の0.8%になっています。

日本の全世帯は227万世帯なので、399万世帯がいかに多い数字かが分かります。

 

実際は、中国大陸の中に1億人のミリオネアがいるわけではないですが、「スーパー富裕層」の実態が政府によって隠蔽されているという噂もあり、中国の富裕層の謎は深まるばかりです。

 

富裕層が増えた理由 中国バブル

それは、日本で起きたバブルの10倍の勢いがあると言われる、2006年頃の「中国バブル」によるものなのです。

 

土地や不動産価値が高騰し始めた頃、銀行が簡単に融資してくれたので、不動産の資産を持つ人が増えていきました。

その後、不動産の資産価値がわずか数年で10倍ほどに膨れ上がり、「不動産王」と呼ばれる富裕層が数多く誕生しました。

さらに、国際通貨に仲間入りした「人民元」の通貨価値が2倍近くに跳ね上がったことで、現金(預金)をもっていた多くの人が富裕層の仲間入りを果たしたのです。

 

日本大好き プチ富裕層

日本に来て“爆買い”をする中国人の姿を見て、彼らが「富裕層」だと勘違いする人は多いでしょう。

しかし、残念ながら中国の富裕層はヨーロッパ志向が強くて日本への関心が低く、日本で爆買いをしているのは「プチ富裕層」なのです。

中国のプチ富裕層は1億人もいて、2030代の若い世代が多いことが特徴です。

そのプチ富裕層は消費意欲と消費能力が高く日本製品の大ファンであり、コロナが流行する前は日本を個人旅行してどんどんお金を使っていってくれたのです。

 

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今回は、中国の基本情報や世界遺産、富裕層とプチ富裕層のあれこれについてご説明してきました。

次回は中国人の国民性や文化、中国人の行動の不思議についてご紹介していきたいと思います。

 

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