向き合い方が変わるだけでも神様から愛されやすくなる。
はじめから読む:風の流れに乗れ! vol.1成功者が努力と同じくらい重要視している行動とは?
前回:風の流れに乗れ! vol.2参拝の頻度と大切なマインド。変わりつつある時代の流れに適応せよ。
鳥居の前で一礼をする。
参道の真ん中は神様の道なので歩かない、など参拝に関するマナーは諸説ある。
とは言え捉え方は千差万別。実は意味を理解していないという方も多い。
神様に気に入られたいあまり形式だけ意識し過ぎて、気持ちが向かずに参拝を終えてしまったり、祈願したからこそ大丈夫だろうと既に結果に期待を求め過ぎて、参拝を終える人は少なくない。
中には自分が知っているからという理由でマナーを教えるガイドに徹し、参拝さえしない人もいるほど。
ここでは参拝のマナーを伝えると共に楽しみ方を書こうと思う。
◆参拝を楽しむ
まず鳥居は神様の家の入り口でもあるので挨拶と共に一礼し左足から踏み入れよう。
踏み入れたら10秒程静止し深呼吸をする。こうする事で神域の中に身を置き、より神様との距離を近づける意識を持つのだ。参道の中央は「正中(せいちゅう)」と呼び、神様の通り道とされる。
この時の意識として、正中には神様がすでにおり、鳥居から一緒に境内を進んでいると思うと良いだろう。参道時も左側を歩き、左から巡回する事が望ましいとされている。
古事記ではイザナギ※の左目を洗った事で天照が生まれたとされ、イザナギが天の御柱において左周りをした事で国生みが成功した事から左を意識して動く事がとても重要となっている。
※古事記では伊邪那岐神、伊邪那岐命と表記される。日本神話に登場する男神。伊邪那美命(イザナミ)の夫。国産みの神といわれる。出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
まっすぐ向かわず植花や植木を見て四季を感じたり、何度も訪れている場合は以前と比べて変化している場所を見つけてみる。そうして神様との対話に向けてネタ探しをする。ただ願いを伝えるだけではご縁は深まりづらいからだ。
手水舎では念入りに清める。俗世の私達が神域に入る為に汚れを祓う唯一の場所だから避けてはいけない。
その最低限がクリアできて初めて正しく対面出来る。
硬貨を入れる際、できるだけ音を立てずに入れよう。
勢いよく投げて音を立てる人がいるが一般的に考えても失礼だと言う事を、よりにもよって神様に対し行う事が良いわけがない。
この後二礼二拍手をする訳だが、柏手は神様にやましい想いがないことを証明するお知らせと言われている。
意識を向けた時純粋に「あなたとお話がしたい」と真っ直ぐな想いを伝えやっと神様と向き合う事ができる。
◆五感を研ぎ澄まし〝会話〟する
この時最も大事なのは、目の前に本当に神様がいると思う事。姿形、声や匂いなど最大限のイメージを持って自分だけの神様を作り上げ会話をしてみよう。
あなたを強く意識しております。あなたと深く話がしたい。願いを伝えるのは二の次。まずは神様に自分を覚えていただく為に名前を名乗る。初めてならばここで自分の悩みを相談する。何度も訪れているならば報告をする。満足いくまで伝え終えたら今度は神様からの言葉に耳を傾けるのだ。
勿論反応としては聞こえない。
しかし見えない、話せない、聞こえないと諦め早々に立ち去ってしまうのはとても勿体無い。
目を瞑りイメージを深めその瞬間に感じた物を答えとして捉えてみよう。あなたの問いかけに対し風が吹いて来たら反応して下さった。本殿からほのかに畳の香りが漂って来たら身振り手振りで反応して下さった。少し身体が暖かくなったのであれば触れて下さった。
正解がないからこそ、あなたのイメージの中で神様との会話を楽しんでほしい。
1時間かけて参拝に訪れ、1分で去っていく人が多いが、折角非日常的な空間に遊びに来ているのだから日常と同じ空気感で動いてしまうのはとてももったいない。
手を合わせ会話が終わった後は、そこに同様にして祀られている末社等の神様にもお話をし、より神様コミュニティを広げておきたい。
仮にその場所では小さい社にお祀りされていても他の神社では主祀としてお祀りされている場合もあるので、優劣があるという事はない。
成功者はどんな形であれ出会った人とのご縁を大事にする様に、神様とのご縁も大切にする。
全国には約9万の神社があるのだから、何かのご縁で出会う可能性が高い。
故に小さい場所も蔑ろにせず、平等に向き合う事があなたの人生を豊かに変えていくのだ。
丁寧に神様と向き合えば彼らは愛を持って応えてくれる。
はじめから読む:風の流れに乗れ! vol.1成功者が努力と同じくらい重要視している行動とは?
前回:風の流れに乗れ! vol.2参拝の頻度と大切なマインド。変わりつつある時代の流れに適応せよ。