女に生まれたからには、いつまでも美しくありたい。
何歳になっても、女でいたい。
女性なら、誰しもが願う願望だ。
……でも、「美しさ」って一体なに?
どういう女が美しいと思われる?
考えれば考えるほどわからなくなってくる……。
この記事は、そんな悩める乙女の皆さんに向けて、“女性の美しさ”をテーマにお届けします。
「恋も、仕事も、美しさも、何ひとつ諦めたくない!」
全てを手に入れたいあなたに、この記事が届きますように。
第一回の今回は、外見の美しさについて。
“美しさ”を語る上で、容姿は避けて通れないだろう。
しかしこれは、体型や顔の造形などに限った話ではない。
外見の美しさは一体どこから滲み出るのか、魅力的な女性になるために、紐解いていこう。
1.姿勢がいいこと
外見の美しさを語る上でまず重視したいのは、姿勢。
姿勢がいい女性は、もれなく魅力的だ。
それは、美しい姿勢を保つことで気持ちも前向きになり、ひいては自信につながるから。
反対に足元ばかり見ていては、自分でも気づかないうちに気持ちが落ち込んでいく。
落としたハンカチを拾うならいざ知らず、特に必要のない時は、とにかく目線は前へ。
もっと言うと、目線の高さよりもほんの少し上を、真っ直ぐ見据えるといい。
そうすれば、横顔がより綺麗に見える。
以前20人ほどで記念写真を撮ったとき、完成した写真の中に、極端に目を引く女性がいた。(私はその日が初対面だった)
美人な女性ではあったが、ルックスだけで言えば、もっと美人な女性が他に何人も映っている。
洋服が目立つわけでもないし、派手なポーズをとっているわけでもない。
「…何がそんなに目を引くんだろう?」
考えて考えて、何度もその写真を眺めて、気づいた。
その女性は、一緒に映っている他の誰よりも立ち姿が美しく、姿勢が綺麗だったのだ。
そんな猫背軍団の中に、背筋のしゃんと伸びた女性が一人いたら……もうそれは、荒野に咲く一輪の花の如くである。
凛として、周囲の目を引くことは間違いないだろう。
さしあたって“肩甲骨を寄せて胸を開くことを意識する”だけでも効果は得られるが、自己投資して美しい姿勢を突き詰めるなら、ウォーキング教室やヨガがいい。
筋肉の使い方や体幹が変われば、さらに美しい姿勢が手に入るだろう。
そして姿勢と同時に意識を向けたいのは、手。
特に指先に気を配ることで、女っぷりは一気に上がる。
指先を揃えたら、薬指と小指に少しだけ力を入れるのがおすすめ。
ただ揃えているだけよりも美しく見えるので、騙されたと思って試してみて欲しい。
2.自分に似合うものを知っていること
常に美しさを追求する女性は、情報収集を欠かさない。
例えば好きな雑誌、ファッション、モデル、メイク。
でも、「気に入って買ったのに、なんか違う」という経験は誰しもあるはず。
『誰かに似合うものが、自分にも似合うとは限らない』
わかっていても、良いモノを見つけると、ついつい真似したくなるものなのだ。
ちなみに私も以前はそうだったが、プロのメイクさんにメイクしてもらう機会があったときに大きく変わった。
あまりにも見違えるほど変化した自分が鏡の中にいたので、思わず、「こんなに変わるのは技術の違いですか?」と尋ねた。
すると、「自分に似合う色を選ぶことが大事なのよ」とメイクさん。
そのアドバイスを元に自前のメイク道具を買い替えたところ、「色選びでこれほど変わる…!?」と目から鱗が落ちるほどの体験をしたのだ。
もちろんそれは私の自己満足ではなく、(お世辞を言わないタイプの友人も含めて)周囲の人も「最近なんか変わったね。いい感じだね」と褒めてくれた。
もっと早くプロに聞いておくべきだったと後悔すらしたものだ。
自分に似合うものを正しく知って取り入れるだけで、印象も魅力も大きく変わる。
どんなに高価な洋服も、きらめくジュエリーも、たくさん揃えたコスメも、自分に似合っていなければ真価を発揮してくれない。
そしてここからが大切なのだが……自分に似合うものを選ぶ時は、自分で選ばないこと。
例えば、パーソナルカラー、骨格診断、顔タイプ診断。
プロのアドバイスを受けた人たちは皆、「セルフ診断は、その道のプロには敵わない」と口を揃えて言う。(私自身も含めて)
この多様性の時代に、“本当のあなただけの美しさ”を手に入れるために、ぜひプロの意見を今以上に取り入れて、自分に似合うものを知って欲しい。
3.笑顔を心がけること
「特別美人じゃないのに、なんか魅力がある」
「ついつい目で追っちゃう」
そんな人が、あなたの周りにもいないだろうか。
そういう人をじっくり観察してみると、共通して、笑顔が魅力的だったりする。
笑顔が美しい女性は、5割増くらいで美人に見えるのだ。(筆者調べ)
なぜなら笑顔には、不思議な力があるからだ。
ついつい流れ作業になりがちな朝の挨拶も、「おはようございます」の前にニコッと柔らかく微笑むだけで、印象は劇的に変わる。
ただし、偽物の笑顔ではいけない。
筋肉だけで笑おうとすると、こわばって、“怖い笑顔”になってしまう。
まるで、お腹の中に何かを抱えているような、目が笑っていない笑顔……夢に出てきそうだ。
それを回避する方法はたった一つ。
本当に、心の底から相手に愛情を向けること。
嫌いな上司にも一日の最初の挨拶だけは、苦手な取引先にもファーストコンタクトだけは、心からの愛情と笑顔を向けてみよう。
そうすれば、女性としての魅力と美しさを見せられるだけでなく、人間関係も円滑に回っていくはずだ。
人から好印象を持たれることで、人生が変わることだってあるかもしれない。
自分自身も、ずっと笑顔で過ごしていると、不思議と気持ちが柔らかくなったり、穏やかに物事を受け止められたりする。
イライラすることが少なくなり、些細なことにも目を向ける余裕ができる。
積み重なると、この変化はとても大きい。
ぜひ、あなただけの美しさを手に入れて、自分に良い影響を与えましょう!
――さて、第一回はここまで。
第二回は、内面の美しさについてお伝えしようと思う。
外見よりも重視される内面の美しさとは何なのか?どうぞ次回もお楽しみに!
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『「あの人、綺麗なのにどこか残念なんだよね…」残念な美人にならないためのヒント』をお送りします。