LIFE STYLE

10年婚活 vol.10最終回 ~婚活の終了~

私の恋愛コミュニケーションはまだまだ未熟だ。ただこの婚活でそれを強く意識できた。

留学などの経験で得たコミュニケーション力は確かに私の長所であるが、恋愛に関しては「下手」としか言いようがない。

だがそれを自覚して大切な伴侶と一生添い遂げようと決心した。そして妻はそんな私でも愛してくれる。私と過ごすことを幸せに思ってくれる。ここまで婚活に苦労した私には信じられない時がある。

東京に住む友人は「のび太としずかちゃん以上の驚きの結婚だよ」と言った。冗談ではなく、事実かもしれない。

愛情表現が苦手な私だが、努力して愛を返していこうと思う。家事や彼女の生活を束縛しないこと、彼女の好きなこと、仕事を尊重してあげること、彼女を暇にさせないのも大切だなと、最近は思っている。そのために私はお金も財産も存分に活用できればよい。たまに贅沢になるときがあるが、気を付ければ彼女もわかってくれる。特にこのコロナ禍で一人暮らしでないのはお互い、助かっている。

 

最後になるが2人の子供はできないとわかった。不妊治療もうまくいかなかった。

幸運にも彼女はそこまで落ち込んでいないようで、少しでも妊娠の兆候が見えたことに少しだけ満足していたようだ。この年齢での結婚では仕方がないのかもしれない。

2年ほど高度生殖医療にチャレンジして何人か医師に相談したが無理だった。なので今は養子縁組の研修を受けて、よい縁があればと、二人で話をしている。

 

 

結婚とは我慢ではない。私は結婚を幸せとしたい。

無事、ハッピーエンド

 

The End

 

 

用語

カップル成立:婚活パーティーで最終的に男女が希望する相手とマッチしたときに成立する。その後、お互いの連絡先を交換しデートを始める。実際の彼氏彼女になったわけではない。

ファーストコンタクト:結婚相談所で会員と初めて会うこと。一般的なお見合いになるが、多くの場合、仲介人は来ない。本人同士で待ち合わせをし、カフェなどで1時間程度話す。その後、デートを続けるのか相談所に報告し、両者で合意すれば「交際」に進む。

交際:一般的な彼氏・彼女ではなくファーストコンタクト後にデートをすること。このまま彼氏・彼女の関係になれば「真剣交際」となる。どちらかが無理と思えば相談所に報告して破談となる。

真剣交際:一般的な彼氏彼女になること、こうなれば相談所はプロポーズを推奨し、成婚退会に進む。

成婚退会:お互いがプロポーズ(婚約)を承諾すれば相談所を成婚退会という形で退会する。両会員は成婚料という成功報酬を払わなければならない。相談所は成婚退会のお祝いを用意してなれそめを聞いたり、今後の2人の予定、記念品贈呈、ブライダル会社などの紹介等を行うが、これらは断ってもよい。