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【北京冬季オリンピック開催記念!vol.2】何でそうなるの!? 知れば理解できる中国人のトンデモ行動

日本人からしたら、常識外れとしか思えないトンデモない言動をする中国人も、その言動の理由を理解できると親しみのある存在になってくるでしょう。

 

前回:【北京冬季オリンピック開催記念!vol.1】知っているようで知らないお隣さん 摩訶不思議な魅力をもつ中国

そうだったのか!知れば納得、中国人のトンデモ行動のナゾ

「ところ変われば文化も変わる」といいますが、中国人の行動は日本人から見ると理解できないものがたくさんあります。

しかし、中国人の国民性や文化を知ることで、彼らの行動の謎を解明することができるのです。

ゴミ問題 “だらしがない”って言わないで

 

中国人は、「窓からゴミを捨てる」「ゴミは床に捨てる」など、ところ構わずゴミを捨てると言われています。

 

公共の乗り物の車内やレストランなどで、ゴミや食べかすをそのまま床に捨てている姿を見ると、驚くとともに呆れてしまうかもしれませんが、その行動にもきちんとした理由があるのです。

中国では一般道でも掃除を仕事としている人がいるので、「ゴミを捨てることで掃除する人たちの仕事を作っている」と認識してゴミを公共の場に捨てる人もいるそうです。

公共の場でさえそういった考え方なので、レストランなどのお金を払っていく場では、お店の人がゴミを片付けてあたりまえと思ってしまうのです。

 

さらに、日本人は人に迷惑をかけないようにしようという感覚が強いですが、中国では人に迷惑をかけるのはお互い様なので、ゴミを捨てても許されて当たり前という気持ちがあるようです。

 

大声問題 元気がいいと思ってください

中国人の特徴として思い浮かぶことは、「大声で話す」こと。

 

公共の場でも大声で話す中国人同士を見て、「うるさいな…」「マナーが悪いな…」と思ったことのある方も少なからずいるのではないでしょうか。

この大声の原因としては、中国語の発音があります。

日本語の発音は抑揚が少ないですが、中国語は同じ言葉でもイントネーションを変えることにより単語の意味がまったく変わってくるので、その差をつけるために声が大きくなってしまいます。

また、大声に対する感覚の違いも影響してきます。

 

日本では迷惑がられる大声ですが、人との関係が密接で大勢で楽しく過ごすことが好きな中国人の間では、「元気がいい」「朗らか」「賑やか」といった良い印象しかありません。

 

さらに、多民族国家で13億人も人口がいる中国では大きな声で自己主張しないと誰も相手にしてくれないので、自然に声が大きくなっていくのです。

 

知ることで親しみやすくなる 中国人の国民性や文化

自分の育ってきた国の国民性や文化を基準に考えると、自分に理解できない行動をとる人を「非常識」だと思いがちになります。

しかし、グローバルな視点で外国人を見るためにも、先入観を捨ててその国の国民性や文化を知る必要性があります。

 

プライドの高さは上海タワー並み!?

中国人はプライドが高い人が多くて、人前で注意されるとメンツをつぶされたと思ってしまいます。

 

そのため、日本人以上に人前で注意されることを嫌がり、こちらが思う以上に根に持ったり傷ついてしまったりする場合があります。

すると、ところ構わず、突然感情を爆発させて、怒り出すということにもなったりします。

注意しなければならない場合には、人前を避けて2人きりになった時に穏やかに言い聞かせ、理解を求めましょう。

 

反対に、褒める時は、必ず皆の前で大げさに褒めるようにしましょう。

 

家族や仲間は大切 親しくなれれば最強

日本人から見ると、中国人の愛想はよくないな、と感じる場合が多いです。

 

中国人は家族を何よりも大切にしていて、血の繋がりある人全てを非常に大切にします。

反面、他人にはなかなか心を開いてくれず、心を開いてくれるまでは時間がかかるので、粘り強く接することが大切です。

そして、長い時間をかけて心を開いてくれるようになったら、今度は非常に親身になって付き合ってくれるようになります。

 

信頼できるかできないかの基準が日本人よりもはっきりとしていて、一度助けてくれた人に対しての恩を忘れない義理堅さのようなものもあります。