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国際結婚 パートナーの国籍ランキング【妻 日本人-夫 外国人 編】

厚生労働省が令和4年に出した「人口動態調査」を元に、内閣府男女共同参画局の「結婚と家族をめぐる基礎データ」によると、2022年に国際結婚したのは婚姻総数の2.9%である1.5万組。そのうち「日本人夫-外国人妻」のカップルは約9,000組で、「外国人夫-日本人妻」は約6,000組だとか。

さて、次に気になるのは、どこの国の人との結婚が多いのかでしょう。前回は「日本人夫-外国人妻」のランキングをご紹介し、外国人妻を持つ日本人男性の結婚相手は、圧倒的にアジア人女性が多いという結果に。

今回は、厚生労働省が発表しているデータを元に、国際結婚をしているパートナーの国「日本人妻-外国人夫」の場合についてランキング形式でご紹介します。読む前にぜひ、予想してみてくださいね。

参考資料:内閣府男女共同参画局 結婚と家族をめぐる基礎データ https://www.gender.go.jp/kaigi/kento/Marriage-Family/10th/pdf/1.pdf

 

国際結婚ランキング「妻 日本人-夫 外国人」


【第5位:イギリス】

イギリス人男性は、小さいころから紳士的な態度で人と接するようにしつけられているようです。そのため、ジェントルマン気質の男性が多く世界からもそのようなイメージを持たれているのでしょう。日常生活においてレディーファーストは当たり前、その上一途。そんな男性に憧れを抱く女性も多いようで、この結果につながったといえるでしょう。 

【第4位:ブラジル】

「夫 日本人-妻 外国人編」で5位にランクインしたブラジルがここでもランクイン。ブラジル人男性は、日本人男性と違って愛情表現がストレートです。人前でも平気でキスしますし、それを恥ずかしがるようなこともありません。また、自分を含め周囲の家族も大切にしてくれるそう。リードしてほしいと願う日本人女性も多いので、ブラジル人男性のようなタイプとの相性がいいのかもしれません。 

【第3位:中国】

前回の「夫 日本人-妻 外国人」では1位だった中国ですが、ここでは3位という結果に。中国の男性は、女性に優しく接することが身に付いているといわれています。また、多くの中国人男性は自分をしっかり持っており、一度決めたことは曲げることなく突き進むといったイメージ。日本よりもはるかに学歴社会なので、向上心がありプライドも高く、自分に自信を持っている男性が多いでしょう。パートナーの鼻を折ることなく、ほめ上手な日本人女性はお似合いのカップルになれるようです。 

【第2位:アメリカ】

アメリカの人口が多いことや、ビジネスの往来で日本を訪れるアメリカ人が多いことなどが、日本人女性との出会いが多い理由かもしれません。そんなアメリカ人男性は、告白しないことで知られています。告白してから付き合うといった考えがないので、気が付いたらガールフレンドという立ち位置になっていることも。また、交際を始める前に「デーティング期間」というものがあります。つまり、お試し期間。日本にはない期間なので戸惑う女性は多いかもしれません。また、映画などではよく「I LOVE YOU」といった言葉が聞かれますが、実際アメリカ人男性にとって、気軽に使えるフレーズではないようです。アメリカ人男性から「I LOVE YOU」と言われたら、彼女に昇格したと思って良いでしょう。交際期間中は、愛情表現とスキンシップを大切にしてくれるのも特徴。また、結婚後は日本人男性に比べ、家事や育児に積極的。子供のお世話を妻に任せきりにせず、協力してくれるので妻はかなり助かるでしょう。 

【第1位:韓国】

K-POPアイドルの人気などから、なんとなく想像していた結果と同じという方も多いのではないでしょうか。韓国人男性はとにかくマメな方が多いようです。朝起きてから夜寝るまで、小まめに連絡をくれます。必要最低限の連絡のみと考える日本人男性と比べ、他愛もない話でも受け止めて小まめに連絡を取ってくれる韓国人男性は、女性にとって安心できるお相手なのかもしれません。また、上記の事でもわかるように、恋人に優しい男性が多いのも特徴です。恋人に怒りをぶつけることも少なく、彼女がやりたいことを第一に考え行動する姿はまるで王子様そのものだとか。韓国人男性と過ごす毎日は、心躍ること間違いないでしょう。

 

国際結婚を巡る世界情勢

日本では二重国籍問題など、国籍の在り方について注目されることがしばしばあります。日本は、二重国籍を認めていません。しかし実際は、二重国籍の方も多いといわれているのが現状です。国籍法第14条第1項の定めによると「日本の国籍と外国の国籍を有する二重国籍者は、期限までに国籍を選択する必要がある」と記載されています。それでは、実際に二重国籍になってしまうケースとは何でしょうか。国際結婚の子供や、日本人側が国際結婚などで自動的に相手の国の国籍を取得してしまうケース、日本人が意図的に外国籍を取得するといったケースなどが挙げられ、いずれの場合も時期までに国籍の選択が必要です。しかし、国籍の離脱が困難な国もあるようで、そのような場合に配慮して、国籍法16条第1項には「当該外国国籍の離脱に努めなければならない」というあいまいな表記が。これは外国国籍の離脱を強要せず、努力義務を課すといった解釈で間違いないでしょう。必ず元の国籍を離脱してください、といった形ではなく、なるべく元の国籍は離脱し日本国籍のみにしてくださいね、という意味です。ですが世界では、アメリカ、フランス、ドイツ、ロシア、イタリアのように二重国籍を認めている国が多くあります。よって、日本国籍の選択宣言によって外国国籍を自動的に喪失するかどうかは、該当する国の国籍法によって決まるというわけです。すなわち「日本国籍の取得=当該国国籍の自動的喪失」とはならないのです。 

社会のグローバル化が進む中で、国境を越えた結婚が増えています。しかし、背景にはこういった国籍問題などさまざまな問題が浮上しているのが現状のようです。また、同じような問題としてLGBTQも挙げられます。欧米では同性婚が認められているのにもかかわらず、日本では認められていません。同性結婚を認めず、同性同士の国際結婚に配偶者ビザが適用されない日本ではかなりの不都合が生じるというわけです。 

人々が国を移動する社会

いかがでしたでしょうか。

外国人妻を持つ日本人男性は圧倒的にアジア女性が多かったのに対し、外国人夫を持つ女性は、欧米男性が多いといった結果になりました。

現代のように、結婚や仕事、旅行や留学で、絶えず人々が国を移動する時代。人を好きになることに国籍は関係ありませんよね。二重国籍やLGBTQについてなど、どこかで世界と足並みをそろえてほしいと願う人も多いのではないでしょうか。

 

Text by yumeka