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暑いが理由で見過ごさないで 夏キャンプのおすすめ情報

日本だけでなく、世界各国を襲う熱波は「異常気象」「地球沸騰の時代」という言葉で表現され、温暖化に対する危機感を強めています。また6月に入り、一気に気温が上昇し今年は例年以上に暑い夏になりそう…と感じている方も多いのではないでしょうか。

前回は、そんな夏の暑さにも負けずに楽しめる夏キャンプの魅力や、キャンプがブームになったきっかけ、キャンプ人口の推移をご紹介しました。

今回は「夏キャンプのおすすめ情報」をご紹介。おすすめのキャンプ場や、キャンプグッズ、キャンプ飯までたっぷりとみていきましょう。



非日常を楽しむ!夏におすすめのキャンプ場

厳しい暑さが続く夏だから、少しでも涼しい所でキャンプがしたい!という方が多いはず。夏のキャンプは、標高の高い場所に位置するキャンプ場を選ぶことがポイントです。標高が高いキャンプ場は平地のキャンプ場よりも涼しく、比較的虫も少ないため断然過ごしやすいといわれています。ここでは、標高1000m以上の高原キャンプ場をご紹介します。豊かな自然と美しい眺め、夜は満天の星が魅力です。 

【宮城県:くもわくテラス 天空キャンプ】

標高1100mに位置するキャンプ場。蔵王連峰の山々と、仙台平野から太平洋まで見渡せるロケーション、手が届きそうな雲、満天の星、朝焼けや夕焼けのグラデーションの空の色、そして絨毯の様に広がる雲海に驚きと安らぎが感じられる場所です。冬場はスキー場のゲレンデとして利用されているので、キャンプサイトは緩やかな傾斜になっています。傾斜が苦手という方はデッキサイトの利用がおすすめです。蔵王のシンボル「御釜」までは車で約20分、蔵王温泉施設も車で約10分と、とても便利な立地にあるので、観光とキャンプを一緒に楽しんでみてはいかがでしょうか。

■マウンテンフィールド宮城蔵王すみかわ
住所:宮城県刈田郡蔵王町遠刈田温泉字倉石岳国有林内ゲレンデハウス
TEL: 0224-87-2610
HP:http://www.zao-sumikawa.jp/green-camp/

【山梨県:清里中央オートキャンプ場】

標高1200mに位置するキャンプ場。八ヶ岳や南アルプスの山々に囲まれているので、避暑キャンプにぴったりの場所です。日中はアクティブに過ごし、夜はハンモックに揺られながら満天の星を眺める贅沢な時間を満喫できます。また、富士山をパノラマのように見渡せる絶景ロケーションも魅力の一つ。周囲には温泉や、観光スポットも充実。清里中央オートキャンプ場にはドッグランや、お子様用の遊具、広場も揃っているので、家族みんなで楽しめるキャンプ場となっています。

■清里中央オートキャンプ場
住所:山梨県北杜市高根町浅川水頭152-1
TEL:0551-48-3302
HP:https://autocamp.co.jp/

【岐阜県:Alpen Outdoors しろとりフィールド】

標高1000mに位置する、2022年7月にオープンしたキャンプ場。キャンプサイトはフォレストサイト、オートサイト、ソロサイト、柵付ペットOKオートサイト、眺望サイトと、バリエーションが豊富で、お好みのスタイルでキャンプを楽しめるのも魅力のひとつ。また、場内には天然温泉「満天の湯」があり、露天風呂で絶景を眺めながらゆったりとくつろぐことができます。テントや、テーブルなどのレンタル品も多数揃っているので、キャンプ初心者に優しいと評判です。

■Alpen Outdoors しろとりフィールド
住所:岐阜県郡上市白鳥町石徹白136-1-1
TEL:080-5811-9030
HP:https://www.alpen-group.net/outdoors/shirotori/

 

夏のアウトドアを快適に!あったら便利なグッズとは

海や川、山でのアクティビティを楽しむことができる夏キャンプ。一方で強い日差しや虫などの困りごとが多いのも夏ならでは。そんな夏キャンプをできるだけ快適に過ごすための便利なアイテムをご紹介します。

【アイスネックリング】

知らない人はいないのでは?といわれるほど人気が高いアイテム。夏の野外でも約2時間、首元を冷やしてくれます。冷たすぎないから結露が生じにくいのもポイントです。キャンプ中もクーラーボックスや川、水で凍結させれば繰り返し使用することが可能です。

 

【コンフォートゾナー】

30秒で虫の気にならない空間にという、製薬会社が開発した手のひらサイズの虫よけ。野外直径3mが約2時間、屋内(4.5畳~8畳)は約6時間、充電式で繰り返し使用でき、重量は60gとコンパクト。自分だけでなく、家族や友人にも虫が気にならない空間を提供し、存分にアウトドアを楽しむことができるアイテムです。

【モジュールアンブレラ】

ザ・ノースフェイスが販売している晴雨兼用の傘。直径約100cmの大きさでありながら約250gという軽さです。ハンドル部分に傘の袋を収納するギミックを搭載しているため、傘袋をなくす問題も解消されます。紫外線カットは85%以上なので、夏場の強い日差しにも、突然の雨にも重宝するアイテム。また、パーツが破損しても別売りの修理パーツにて自身で修理することが可能なので、長く使い続けることができます。

【コット】

暑さ対策をしたテントを使用しても、マットの蒸れなどで暑苦しさを感じることがあるかと思います。そんな方におすすめなのが、低い脚とシートでできたこちらのアイテム。床と背中の間に空間を作ることで寝苦しさから解放されます。また、荷物置きとしてもベンチとしても使用可能です。







夏におすすめのキャンプ飯

暑さで食欲がないなんて、せっかくのキャンプも台なしになってしまいます。ここでは、夏におすすめのキャンプ飯をご紹介します。

【そうめん】

ゆで時間が短く腐ることのないそうめんはキャンプに重宝します。せっかくの夏なので、トマトなどの夏野菜や薬味を入れていただきましょう。お馴染みのそうめんも、キャンプで食べるとよりおいしく感じることができるはず。

【タコライス】

一見凝った料理に見えますが、実はとっても簡単。アウトドアの映え料理としても人気です。ひき肉への味つけや熱通しを自宅で行って持っていくと、キャンプ場ではご飯とサラダを盛り付けるのみに。時短料理かもしれません。

【夏野菜カレー】

夏野菜には、夏バテや熱中症予防になるような栄養素がたっぷりと含まれています。彩りも鮮やかなので、見た目もばっちり。野菜の皮をむいて切って持っていくことで調理工程を大幅にカットできますよ。

【梅ささみ茶漬け】

食欲がないからと食べないでいると、さらに体調を悪くしてしまいます。そこでおすすめなのがこちらのご飯。鶏ささみを茹でて裂き、大葉を千切りに。それを温かいご飯の上に乗せ、塩昆布と梅干し、だし汁をかければ完成です。外で食べるお茶漬けはこれまた格別かもしれませんね。

【サバ缶パスタ】

茹でたパスタを水で冷やし、サバの水煮缶、トマトなどのお好みの食材、調味料を混ぜ合わせるだけの簡単料理です。また、パスタをペンネに変更することで、主食から副菜への変更も可能。食欲が減りがちな夏も、ポン酢でさっぱりとした味わいに仕上げることでスルスルと食べることができるでしょう。

 

いかがでしたでしょうか。

自然からたくさんのエネルギーをもらい、新しい発見と、経験が盛りだくさんのキャンプ。夏だからこその魅力を発見しに、ぜひキャンプ場へ訪れてみてはいかがでしょうか。

一方で、キャンプ場では初心者の急増などを背景としたトラブルが各地で発生しているのも事実です。知らず知らずのうちにしてしまう迷惑行為、危険行為、マナー違反…。そうならないように、各キャンプ場のルールは事前に目を通すようにしてくださいね。分からないことがあれば「聞く」というのもひとつの手段です。

たくさんの人の心が潤うキャンプでありますように。

 

 

Text by yumeka