シンガポールは「美食の街」と呼ばれていることをご存知でしたか? 旅行となれば、やっぱり食べておきたいのが、その国の名物料理ではないでしょうか。シンガポール旅行を彩る「食」を、味はもちろん、目でも楽しみたいですよね。他にも、カラフルで繊細な伝統工芸も見逃せません。中国とマレーの文化が融合して生み出されたシンガポールならではのアイテムは、旅の思い出にぴったり。今回は「何かと映えるシンガポール」について深掘りしていきたいと思います。
何かと映える「グルメ編」
【チキンライス】
【バナナリーフカレー】
【バクテー】
【チリ・クラブ】
【ティラミスヒーロー】
【レインボースイーツ】
※前回、シンガポールはルールに厳しい国であるということを紹介しました。食事の面でも、いくつかのルールがあるようです。まずは、箸とフォークは右手、レンゲとスプーンは左手というマナー。他に、食器を持ち上げること、音を立てながら麺やスープをすするのもマナー違反になります。つい日本ではしがちなことだと思いますが、周囲にいるシンガポールに住む方たちが嫌な気持ちにならぬよう、気をつけましょう。
また、フードコートなどで誰もいないテーブルにポケットティッシュが置かれているときは、誰かが席を取っているというサインです。日本でも物を置いて席を確保するという同じような習慣がありますよね。シンガポールではこの行動を「チョウプ」といいます。シンガポールに住む人にとって、ポケットティッシュはお店に並んでいる間にテーブルを確保する為のアイテムのひとつのようです。
何かと映える「伝統工芸・プラナカン」
みなさんは「プラナカン」という言葉をご存知ですか? プラナカンとは、マレー語で「混血」を意味し、15世紀後半から数世紀に渡りマレーシアやシンガポールに移ってきた中華系移民の子孫のことをいいます。そして、プラナカンの人たちが現地の人と結婚し、文化が融合することで生み出されたシンガポールならではの伝統アイテムを「プラナカン雑貨」と呼ぶようです。また、プラナカンの人がつくった建築物は「ショップハウス」と呼ばれ、カラフルでおしゃれな外観をしています。一階を店舗、二階を住居としているショップハウスは、インスタ映えスポットとしても人気。ここでは、プラナカンを使用したアイテムについてみていきましょう。シンガポールに行ったら是非手に入れたいアイテムですね。
【プラナカン陶器】
【プラナカンタイル】
プラナカン様式の建築に欠かせないのが、こちらのタイル。こちらもカラフルで色鮮やかなものが多く、見る人を楽しませます。旅の思い出やお土産には、手軽にプラナカンタイルを楽しむことのできるマグネット型タイルがおすすめです。
【サロンケバヤ】
【ビーズサンダル】
プラナカン伝統工芸の中でも代用的なビーズ刺繍。プラナカン女性は昔、花嫁修業の一環としてビーズ刺繍を教え込まれたとか。そんなビーズ刺繍の中でも人気なのが、ビーズサンダルです。粒の小さいビーズが丁寧に刺繍されたサンダルは、足元を鮮やかに彩るアイテムに。デニムとの相性も抜群ではないでしょうか。
いかがでしたでしょうか。
ローカルな料理から、見た目も楽しいカラフルな料理など、個性派ぞろいの多国籍料理、繊細で美しい伝統工芸が楽しめるシンガポール。また、厳しいルールや規則を守る真面目なシンガポール人ならではの小さな島に、想像以上の魅力が詰まっている宝箱のような国ですね。
自分好みの魅力を探しに、シンガポールへ訪れてみてはいかがでしょうか。
Text by yumeka