みなさんは、Web関連の職業と聞いてどのような職種を思い浮かべますか?
代表的な職種としては、WebエンジニアやWebデザイナーが挙げられます。
前回は、誰もが気軽に始められる「Webライター」の仕事についてご紹介しました。
前回:人気急上昇中!Webライターについて知ろう【基本編】
今回は、Webライターにとっての必需品をご紹介します。必要なのは、パソコンとインターネット環境のみ。資格やライセンスは必要ありません。しかし、幅広いジャンルを執筆する上で、勉強することは欠かせません。そんなWebライターにとっての必需品とは?
最低限必要なもの3選
パソコン
スマートフォンでも記事が書ける、という方もまれにいらっしゃいますが、基本的にはパソコンをメインに使用します。文章を執筆するスピードや、画面の見やすさなどを考えると、パソコンの方が圧倒的に便利で、効率よく記事作成できるからです。スマートフォンは、出先でどうしても急いで修正したい時や、いい言葉を発見した際のメモ代わりなどに役だちます。
新しくパソコンを購入する場合は、様々な場所で仕事ができるWebライターのメリットを活かすために、デスクトップよりもノートパソコンの購入をおすすめします。また、リサイクル販売店や電気屋さんに並ぶアウトレット商品ではなく、新品を購入した方が良いでしょう。特に、ハードディスクの老朽化は目で見てわかりません。一説では、タバコの粒子がハードディスク内にダメージを与えることもあるようです。中古品を購入して、すぐに買い換えないといけないというリスクを考えると、新品を購入した方が良いということをご理解いただけるかと思います。また気になるメモリは、8GB以上がおすすめ。数値が高いほど複数のアプリケーションを同時に動かせるので、余裕があるなら16GBのものを選んでみてください。
インターネット環境
仕事探し、リサーチ、クライアントとのやりとりなど、Webライターが仕事をこなすためにもインターネット環境は欠かせません。しかし、セキュリティ面での不安やパスワードなど情報漏洩の恐れがあるため、フリーWi-Fiを利用するのは避けた方が良いでしょう。出先での利用を多く考えている場合は、ポケットWi-Fiの契約をおすすめします。
文章作成アプリ
Webライターの仕事は、文章作成ソフトを使用し、文章を提出することが多くあります。少なくとも「Googleドキュメント」と「Word」の2つは使えるようにしておきましょう。
いつか必要になる可能性のあるもの
ライティング教材
記事の書き進め方や、正しい文章についてなどの情報を得ることができます。Webのライティングは、学校で習うものと違った点がいくつかあるので、その点を学ぶためにも教材が必要になってくるかもしれません。
おすすめの教材は、
・「1時間でわかるWebライティング」
短時間で効率的にライティングスキルを学べます。
・「伝えて動かす!WEBライティングの教科書」
Webライティングの基礎とテクニックを学べます。
読み手にストレスを与えずに読んでもらう方法や、頭の中にあるイメージを読み手に正確に伝えるためのガイド本です。顧客を惹きつける文章を書く力が身に付く2冊となっています。また、ライティングをしている点で引っかかることといえばキャッチコピーではないでしょうか。その場合は、コピーライティングの本を手に取ってみると良いかもしれません。
「1時間でわかるWebライティング」
▼楽天ブックス:https://books.rakuten.co.jp/rk/a3dd2574113f3de6af900eabb21d3279/
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スピードマスター 1時間でわかる Webライティング | ふくだ たみこ, さかた みちこ |本 | 通販 | Amazon
「伝えて動かす!WEBライティングの教科書」
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コピペチェックツール
コピペとは、コピー&ペーストの略称で、ネット上のテキストをコピーしペースト(貼り付ける)すること。時として便利なコピぺですが、Webライターとしてはタブー。そこで用いたいのがコピペチェックツール。コピペチェックツールとは、自分の執筆した記事が他のWebサイトと重複していないかを確認するものです。無料で使用することが可能なツールもあるので、特に、さまざまなサイトを参考に記事を書き進めていく初心者の方は、使用することをおすすめします。発注先から使用を指示されることもあるので、使い方に慣れておくと良いでしょう。
文字数カウントツール
「最低〇字以上」「〇字~〇字まで」などと、Webライターの仕事はクライアントから文字数を指定されることがほとんどです。契約内容によっては、「1文字〇円」といったことも。その時に便利なのが、文字数カウントツール。なかでも、テキストエディターで作業するのと同じくらいのスピード感で使用できる「numMojiなんもじ」がおすすめ。空白をカウントしない設定などもあるので、自分好みの設定に変更して使用することができます。
numMojiなんもじ:https://www.nummoji.kenjisugimoto.com/
チャットツール
クライアントからの連絡手段として「Chatwork」などのツールを指定されることが多くあります。案件募集の際に記載されていることがほとんどなので、チャットツールのインストールを避けたい方は、その案件をスルーすることをおすすめします。「Chatwork」はLINEと同じような仕組みで、使い方も簡単です。メールよりも簡単に素早くやり取りができるのでダウンロードしても苦痛に感じることはないでしょう。
Chatwork:https://go.chatwork.com/ja/
営業力
Webライターとして活動している方は多くいます。そのため、自ら営業しなければ案件獲得が難しい世界です。多くのライバルの中で選んでもらうためにも営業力、つまりアピール力が必要となってきます。クライアント側の視点に立って、自分を採用すると得られるメリットを考えましょう。
あれば役に立つもの
ライティング資格
基本的に資格やライセンスがいらない業種ですが、実はライティング業界にも能力検定などの資格が存在します。Webライティング能力の向上のためにも、余裕がある場合は取得してみると良いかもしれません。
〈例〉
・WEBライティング技能検定
・WEBライター検定
・Webライティング能力検定
・SEO検定
・日本語検定
・文書読解・作成能力検定
などが挙げられます。
専用銀行の口座
普段使用している銀行口座とは別にビジネス用の口座を用意すると、出入金の管理がしやすいため、確定申告の際に便利です。副業であれば、年間の収入が20万円を超えた場合、確定申告が必要になります。また、報酬額の振り込み手数料が他の銀行と比べて低いため、クラウドワークスやランサーズを利用するなら「楽天銀行」がおすすめです。
まずは準備から
いかがでしたでしょうか。
さほど準備するものも多くないWebライター。興味があれば誰でもチャレンジすることができます。
番外編ではありますが、長時間のデスクワークが必須の業種なので、パソコン用の椅子があると体に優しいといったメリットも。ニトリや無印良品などの手軽なものから、ハーマンミラーやイトーキといった高額なものまで、体に合った椅子を探してみるのも楽しいかもしれません。
この記事を読んでくれたあなたがライバルになる日は、すぐそこかもしれませんね。
Text by yumeka