みなさんは、Web関連の職業と聞いてどのような職種を思い浮かべますか?
近年、パソコンだけでできるWeb関連の仕事を職業として選択する人が増えてきました。代表的な職種としては、WebエンジニアやWebデザイナーが挙げられます。
今回は、Web関連の職種の中でも、比較的誰でも始めやすいとして人気の「Webライター」についてご紹介します。
目次
Webライターとは?
一言でいうと「Web上にある文章を書く仕事に従事している人」です。雑誌や新聞、チラシなどの紙媒体ではなく、Webサイト上の文章を書くため「Webライター」と呼ばれます。
仕事内容は、企業などのサイトに掲載するコラムや、ECサイトに掲載する商品の説明文、実際に食べてみた感想を分かりやすく記載する食レポ、様々な施設の紹介など、幅広い内容のWebライティングを行います。
案件にこだわらなければ、さまざまなジャンルの文章を執筆することになるでしょう。
基本的にパソコンで文章を書くことができれば、誰にでもできる仕事です。
しかし、文章力はもちろん、検索エンジンやSNS経由の集客を意識することが大切なので、常に世の中に向けてアンテナを立てておく必要があります。
また、読み手が知りたいことを常に考え、食レポであれば食べてなくともイメージが湧くような表現をしなくてはなりません。
ただ単に「おいしい」だけではいけないということです。何が、どのようにおいしいのか、色や形など細かく伝えることが大切になってきます。
Webライター4つのメリット
①未経験からはじめやすい
特別な資格がいらない業種なので、未経験からでも始めやすく、初期投資が少なく済むことも魅力です。
②自由度が高い
パソコンとインターネット環境があればできる仕事です。
好きな時間に好きな場所で働くことができます。中には、世界中を飛び回りながら仕事をしている方もいるとか。
③知識が自然に身につく
幅広いジャンルに対応していく中で、今まで知らなかったことを勉強しなくてはならない時があります。
そうした中で、自然に知識を身に付けることができます。
④努力次第で収入アップ
自分の努力次第で収入が変動します。
はじめたては単価も低く、ライティングスキルも低いため、なかなか高い収入を得ることはできませんが、努力次第で収入も上がります。
経験を積み、ライティングスキルを上げていくことが収入アップのコツです。
Webライター3つのデメリット
①ライバルが多い
誰でも簡単に始めることができるので、その分ライバルも多いでしょう。
ライバルが多いということは仕事の減少に繋がります。他のライターと差をつけるためにも努力は欠かせません。
②収入面
記事を書かなければお金が入りません。体調を崩して寝込んでしまうと、報酬をもらえなくなってしまいます。
仕事の自由度が魅力であるものの、一般の会社員と違って有給等の手当がないので注意が必要です。
③慣れるまでは大変
どの仕事にもいえることではありますが、はじめのうちは記事を書くのに1日以上かかってしまうこともしばしば。
思うように書けずに辞めたくなることもあるでしょう。文章を書くことが好きでも、コツをつかむまでは苦痛に感じてしまうかもしれません。
二種類の働き方
Webライターがどんな職種なのか分かったところで、働き方について紹介します。基本的な働き方は下記の2種類です。
①企業のライティング担当者になる
社員として勤めながら、メディアの記事を執筆する働き方です。
毎月安定した働き方ができるというメリットがありますが、デザイナーなどに比べると比較的安価で外注できるため、ライターを雇っている企業は少ないように思えます。
また、企業に所属して働くため、社員同士のコミュニケーションはもちろん、会議や会社の行事などにも参加しなくてはなりません。
②フリーランスとして活動する
現在、人気急上昇中のライター業は大抵こちらのパターンです。
企業に所属することなく、案件ごとに契約を結んでライティングします。仕事をした分だけ収入を得られることや、働く時間や場所が自由なことなどがメリットとして挙げられます。
しかし、ライティング以外の事務業務、経理業務も自分でやらなくてはなりません。
また、クライアントが見つからない限り収入を得ることはできません。
Webライターに向いている人とは?
誰もができる仕事として紹介していますが、向き不向きがはっきりとしている仕事でもあります。
ここでは、Webライターに向いている人の特徴を紹介します。
【向いている人の特徴】
・文章を書くことが好き
文章を書くことが仕事です。文章を書いては修正を繰り返すため、好きでないと続けられない可能性が高くなります。文章を書くことが好きであれば、記事のクオリティを上げようと無理なく努力できるでしょう。
・好奇心が旺盛
最初は特に、幅広いジャンルに対応しなくてはならないため「知識の幅を広げること」に楽しさを感じることができる方におすすめです。
・地道な作業が好き
仕事の中にはzoomや対面で打ち合わせをすることもありますが、基本的にはひとりでパソコンに向き合い記事を書き続けます。誰とも会わずに黙々と仕事をすることが苦痛に感じない方におすすめです。
・忍耐力・継続力がある
どの仕事にもいえることですが、Webライターにとってもかなり重要なことです。常に記事を書き続けること、クライアントの修正に応じることなど記事を完成させるまでにかなりの時間を要します。また、継続することで単価アップに繋がることもあるので、忍耐力や継続力のある方におすすめです。
・スケジュール管理ができる
納期を守ることは信用にかかわる問題です。ジャンルや記事の種類によっては、納期が短く設定されていることや、トレンド記事などは迅速な納期が求められます。様々な案件を持った時に、スケジュール管理をきちんと行える方におすすめです。
◆◆誰でもできる仕事だからこそ丁寧さを心がけて
いかがでしたでしょうか?
Webライターという仕事は未経験からでも挑戦しやすい業種です。新型コロナウイルスの流行もあってか、自宅でできる仕事として近年人気が高まっています。そうした中でも、継続的に仕事を受注できるようにするためには、丁寧で誠実な仕事をすることが大切です。
Webライターの仕事内容が分かったところで、次回は、Webライターの必需品をご紹介します。必要なのは、パソコンとインターネット環境。しかし、幅広いジャンルを執筆する上で、勉強することは欠かせません。そんなWebライターにとって最も大切な物とは!?
次回:人気急上昇中!Webライターについて知ろう【必需品編】をお送りいたします。お楽しみに!