“天下分け目の戦い”関ケ原合戦を左右するプロローグをテーマに、期間限定開催
戦国・武将観光の中核拠点として2020年10月にオープンした「岐阜関ケ原古戦場記念館」(以下「記念館」)では、2024年7月13日より、濃尾平野で繰り広げられ関ケ原合戦本戦に大きな影響を与えた前哨戦や、美濃各地での局地戦をテーマとした夏季企画展を開催します。
企画展では、前哨戦の様子を描いた「関ヶ原合戦絵巻」のほか、参戦武将が所用したと伝わる武具甲冑、局地戦の舞台となった城の絵図など貴重な展示物を通して当時の戦いの様子を体感いただけます。また、期間中は関連企画として山本浩樹(やまもとひろき)氏の講演会や、記念館学芸員による展示解説も開催します。
記念館夏季企画展概要
1)夏季企画展「関ケ原合戦の前哨戦-美濃・尾張の攻防-」
〇展示期間 7月13日(土)~9月1日(日) ※ 記念館の休館日は除く
〇会場 記念館2階展示室2、3
〇主な展示物
・関ヶ原合戦絵巻(小野市立好古館蔵)
・伝 一柳 直盛(ひとつやなぎ なおもり) 所用 白羅紗地二重貫紋陣羽織(小野市立好古館蔵)
・伝 高木 貞利(たかぎ さだとし) 所用 具足(海津市歴史民俗資料館蔵)
・伝 杉浦 重勝(すぎうら しげかつ) 所用 長旗(羽島市歴史民俗資料館蔵)
・苗木城縄張之図(中津川市苗木遠山史料館蔵)
・濃州郡上城攻図(飛騨高山まちの博物館蔵)
・徳川家康書状(慶長5年(1600年)9月3日付)(当館蔵)
2)講演会「関ヶ原合戦と美濃・尾張」(関ケ原研究会情報発信事業)
○日時 8月4日(日)13:30~15:00(開場 13:00)
○会場 記念館3階セミナールーム
○講師 山本 浩樹氏
○内容 美濃・尾張をめぐる東西両軍の戦略と実際の攻防を紹介します
○定員 100名(事前申込・先着順)
○参加費 無料 ※別途入館料が必要です
○申込方法 記念館公式HPの専用ページから申し込み
講師紹介
山本 浩樹氏(龍谷大学文学部教授)
1962 年岐阜県生まれ。
広島大学大学院文学研究科博士課程満期取得退学。
国立岐阜工業高等専門学校教授を経て、現在、龍谷大学文学部教授。
元・愛知県史編さん委員会中世2・織豊部会専門委員。
(単著)『戦争の日本史12 西国の戦国合戦』(吉川弘文館、2007 年)
(共著)『愛知県史 通史編3 中世2・織豊』(愛知県、2018 年)他
3)記念館学芸員による列品スライド解説
○日時 ①7月28日(日)13:30~14:00 / ②8月18日(日)13:30~14:00
○会場 記念館3階セミナールーム
○参加費 無料 ※別途入館料が必要です
○参加方法 当日開始時間までに会場に入場(事前申込不要)
岐阜関ケ原古戦場記念館について
■関ケ原の戦いを五感で楽しむ ― 見て、触って、肌で感じる戦国のメインステージ
①関ケ原の戦いを体験|「グラウンド・ビジョン」「シアター」
日本中を巻き込んだ関ケ原の戦いを俯瞰する「グラウンド・ビジョン」や、風や振動、光と音の演出であたかも合戦当日の関ケ原にまぎれ込んだかのような映像体験ができる「シアター」で、関ケ原の戦いを臨場感たっぷりに再現します。
②歴史に触れる|「展示室」「戦国体験コーナー」
館内では関ケ原の戦いの発端から終結までを実物資料等を交えて紹介しています。2024年3月には、動く合戦図屏風デジタルアート「関ヶ原群像図屏風」も展示を開始しました。本物そっくりの武器に触れたり、陣羽織を着て戦国武将になりきり写真撮影を楽しめる体験コーナーも人気です。
③展望室
360度全面ガラス張りの5階展望室からは現在の関ケ原を一望でき、展示で触れた合戦当時の景色と今を重ね合わせることができます。
■古戦場・史跡巡り
記念館で触れた数々の武将たちの戦いの跡を実際に現地で体感することができます。関ケ原を代表する七武将の物語を辿るウォーキングコースなどもあり、各武将の陣地から戦場を見下ろすことで、当時の彼らが見た景色を望むことができます。
最新技術を駆使した展示を見るだけでなく、実際に自身の足で歩き、目で見て体感できることも、関ケ原古戦場の魅力の一つです。
■施設概要
〇住所 岐阜県不破郡関ケ原町関ケ原894-55
〇電話 0584-47-6070
〇H P https://sekigahara.pref.gifu.lg.jp/
〇アクセス JR東海道本線関ヶ原駅より徒歩10分
〇設立 令和2年10月21日
〇館長 小和田 哲男(おわだ・てつお)
〇運営 岐阜県
〇開館時間 9:30~17:00(入館は16:30まで)
〇休館日 毎週月曜 ※祝日の場合は翌平日、12/29~1/3
〇料金
<大人>500円
<大学生/高校生>300円
<中学生以下>無料
※団体料金、年間パスポートあり
提供:PRTIMES