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風変わりでちょっぴり奇妙な魅惑の世界へようこそ エキゾチックアニマル ~小動物編~

ペットと一緒に暮らしているという方が上昇傾向にある近年、ひっそりと人気を集めているのが「エキゾチックアニマル」。皆さんはどんな動物をイメージしますか?

実は、エキゾチックアニマルに明確な定義はないようで、「外国の珍しい動物」や「ペットとして一般的ではない動物」という意味で使われることが多いのだとか。

今回は「小動物編」「爬虫類編」に分けてご紹介します。

また、エキゾチックアニマルと触れ合うことができるカフェ情報も併せてご紹介します。

 

01/フェレット

小さくふわふわとした愛くるしいルックスから、人気がある「フェレット」。

人気の理由はルックスだけにとどまらず、人懐っこく、人間と一緒に暮らすことが得意な性格もあり、比較的飼いやすいとされているから。

毎日ゲージから出して活動させてあげる時間は大事とされていますが、その時間以外は基本的にゲージの中で過ごすため、部屋を荒らされる心配や、外に散歩に行く必要はありません。食事も専用のものが販売されています。寿命は6年~8年。非常にデリケートなのでストレスを与えずに飼育してあげることがポイントです。

【フェレットと触れ合うことができるカフェ】

大阪南海難波駅から徒歩5分の「小動物カフェROOCKSTAR」は、フェレットをはじめ、チンチラやハリネズミなど、多くのエキゾチックアニマルと触れ合うことができるカフェ。

21時まで営業しているため、仕事帰りに動物の癒しを求めに行く方も多いのだとか。ペット、飼育用品、エサ等の販売も行っているようです。カフェスペースでは、飼育の相談にも乗ってもらえるとのこと。テイクアウト商品には衝撃的なメニューが…。

http://smallanimal.rock-star.xyz/

 

02/フクロモモンガ

くりくりとした丸い目と小さな耳を持つ、かわいらしい姿で人気がある「フクロモモンガ」。

日本でのペットとしての歴史が浅いため、珍しい小動物を飼ってみたいという方におすすめです。警戒心が強く騒音などは苦手。しかし好奇心が旺盛なので、退屈でストレスがたまり、元気がなくなってしまうようです。

また、夜行性なので食事や運動は夕方から夜にしてあげることが大切です。社会性が高く、単独だとストレスになってしまうので多頭飼いがいいとされています。寿命は10年前後。時間をかけて愛情深く接してあげれば、強い信頼関係を築くことができるでしょう。

【フクロモモンガと触れ合うことができるカフェ】

東京都池袋にある「いけもふ」は、フクロモモンガをはじめ、キンカジュウやフェネック、ミーアキャットなど多くのエキゾチックアニマルと触れ合うことができるカフェ。

個性豊かな動物たちと、一度に会うことができるお店は珍しいと人気。小動物ごはん体験や、ふくろうごはん体験などもできるようです。平日限定で、1日フリーパスもあるそうなので、思う存分触れ合いたい方は平日がおすすめです。

http://www.ikemofu.jp/animal.php

 

03/マイクロブタ

体長30㎝~50㎝ほどのコロコロした小さな豚として人気がある「マイクロブタ」。

賢いため、お座り、スピンなどの芸やトイレも覚えるそう。綺麗好きでにおいはなく、室内でも飼いやすいとされています。また、犬や猫と比較すると、毛が短く抜けづらいため、動物アレルギーが出にくいとのこと。自分から運動しようとはしないため、毎日運動する習慣をつけさせてあげることが大事。

誕生してからまだ歴史が浅いため正確な寿命はわかりませんが、ミニブタの寿命から考えると10年程。寂しがり屋で、孤独が苦手なので、長時間ひとりにすることがないようにしましょう。

【マイクロブタと触れ合うことができるカフェ】

東京都目黒にある「mipig cafe 目黒店」は、日本初のマイクロブタカフェ。

目黒駅から、徒歩15分の住宅エリアにあり、ドアを開けた瞬間思わず歓声を上げてしまうほどかわいいマイクロブタたちがお出迎え。5ステップの審査に合格すれば、マイクロブタを自宅にお迎えすることも可能。

お迎え後も、ごはんや健康管理など、日々の暮らしを専用アプリでサポート。月齢や体型、体重に合わせたアドバイスをしてくれるとのことで安心です。

https://mipig.cafe/

 

04/ナマケモノ

120時間以上寝て、ほとんどを木の上で過ごし、あまりの動かなさからカラダに藻類が生えてしまうこともある「ナマケモノ」。

意外ですがペットとして飼育することができるスーパーエキゾチックアニマル。部屋に登り木を用意して、湿度は高め、排泄は木の上から行うため下に箱を置いておく。食事はなんとたったの10g。新鮮な野菜や果物をあげるといいようです。ただしネギはアレルギーがあるためあげてはいけません。また、レタスなど水分の多い野菜は、下痢をしてしまうため気を付けましょう。

人懐っこい性格なので抱っこも嫌がらないとのこと。飼育下の寿命は30年程。食事や排泄物の掃除は簡単に済みますが、高温多湿を保つための費用や手間暇がかかることをお忘れなく。

【ナマケモノと触れ合うことができるカフェ】

愛知県東郷にある「Moff animal cafeららぽーと愛知東郷店」は、約40種類の動物と触れ合うことができるカフェ。

ふれあい動物園、フクロウの森、ことりパーク、南米動物エリアが展開されているそう。また、観察したり触れたりすることの他に、カラダの秘密などを学ぶことができる動物ガイドやエサやりなど、様々な体験ができるお店として人気です。

https://mitsui-shopping-park.com/lalaport/togo/shopguide/1630907.html

 

05/ハリネズミ

小さなサイズ感で、鼻をひくひくさせながら、とことこ歩き回る姿がかわいいと、SNSを中心に人気沸騰中の「ハリネズミ」。

とってもデリケートで臆病な性格のため、静かな環境で、根気強く関わっていく必要があります。特徴である体中の針ですが、リラックスしているときは針を寝かせているため、撫でても痛くはないそう。体臭はほとんどなく、鳴き声も小さめなので、集合住宅などでも飼いやすいとされています。夜行性で、騒音や眩しい環境が苦手です。

また、スキンシップのとり過ぎはストレスになってしまうため注意しましょう。寒さに弱く、温度管理は寿命にも影響するので、クーラーなどを利用し適正温度を維持することがポイントです。寿命は2年~5年程。デリケートな生態をよく理解し、焦らずゆっくりと信頼関係を築いていきましょう。

【ハリネズミと触れ合うことができるカフェ】

群馬県前橋にある「マシュマロパンダ」は、とにかく触れ合うことができると人気の総合アニマルカフェ。

猫カフェルーム、小動物カフェルーム、ドッグカフェルーム、フクロウゾーン、爬虫類ルームに分かれており、ハリネズミは小動物カフェルームにいるそうです。しっかり人に慣らした、自社ブリードのハリネズミとのことで、ストレスや負担を考慮して、常時展示はしていません。ハリネズミを見たい方は、スタッフに伝えてみてください。

https://love.gunma.jp/

 

 

◆◆エキゾチックアニマルと関係を深めて

いかがでしたか?

ハムスターやウサギもエキゾチックアニマルとして分類されますが、今回ご紹介したのは、ちょっぴり変わった動物たちでした。一度触れ合いに行ったら、虜になってしまうかも。飼育を検討する方は、近隣の動物病院など健康状態を相談できるような場所を探しておくことが大切です。

次回は「爬虫類編」。記事を読んだら爬虫類が苦手なあなたも気になり始める、そんな動物たちをご紹介します。