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アロマオイル香りの選び方…シーン別おすすめ10選

<前回>毎日をスッキリ迎えるアロマオイルの選び方と使い方

アロマオイルは香りによって効果が違うものなので、シチュエーションによって使う香りを選ぶのがベストです。

今回は1日の流れに沿って、おすすめのアロマオイルの香りと、その効果効能について、使いやすいおすすめベストテンをご紹介します。

 

朝起きてすぐにおすすめのアロマ

朝起きたら、頭がぼーっとして「まだ寝ていたい……」と誰しも思うのがお約束。

そんな起き抜けにもおすすめのアロマはこちらです。

レモン

おなじみのレモンは、アロマオイルにもなっています。

レモンの果皮から作られるレモンオイルは爽やかな香り。

 

注目の成分は「リモネン」で、この成分は交感神経を刺激し、頭をすっきりさせてくれることで知られています。

交感神経が刺激されると、血行促進につながることから、体内が活性化し、体温上昇にもひと役買って、結果的にすっきりとした目覚めを導きます。

 

ペパーミント

知名度の高いペパーミントも、アロマオイルの一種です。

主立った成分は、これまたよく知られた「メントール」で、スッとしたあの感じも既におなじみという人は多いのではないでしょうか。

 

ペパーミントの効果としては、リフレッシュ感が強いことが挙げられます。

刺激的な香りでもありますので、眠気はスッキリと吹っ飛びそう。花粉症や鼻づまりなど、呼吸器系にも良い影響を及ぼします。

寝起きの部屋でペパーミントを焚くと、消臭抗菌といった効果が期待できるのも嬉しいですね。

 

ローズマリー

お肉料理のお供で有名なローズマリー。

血行を促進し、やる気がない時や落ち込んだ時に元気になれる、リフレッシュ系の効果が期待できます。

 

ローズマリーは成分によって、主に「ローズマリーシネオール」「ローズマリーカンファー」「ローズマリーベルベノン」の3種に分類されています。

自分を元気づけたい時にはどれでも良いのですが、特に疲労感が強いならばローズマリーシネオール。

一般的に「ローズマリー」と呼ばれるのはシネオールですが、これから仕事!と気合いを入れたいなら、ローズマリーカンファーがおすすめです。

 

仕事時間におすすめのアロマ

仕事中でも、アロマを役立ててより効率的な成果を出すことが可能です。

使い方としては、マスクに垂らしたり、パソコンなどに接続できるUSBアロマディフューザーを使ったりすると良いでしょう。

では、仕事中に役立つ、やる気の出る香りとは?

グレープフルーツ

デスクに向かっているけれどもやる気が出ない……という時、グレープフルーツのアロマオイルが効果的です。

 

グレープフルーツをはじめとする柑橘系の香りは、リフレッシュ効果が高いことで知られています。

特にグレープフルーツの場合は、不安や緊張を和らげ、代謝を上げて、気持ちを明るくしてくれるのが特徴です。

 

ひとつの仕事を終えた後、別の仕事に向かうために気分を上げるのならグレープフルーツがおすすめ。

他にも、いったん集中力が途切れてしまった時は香りを嗅いでリフレッシュしてみましょう。

 

カモミールローマン

白くて、小さな花で知られるカモミール。

実はカモミールの中にもいろいろな種類があり、こちらでおすすめしているのが「カモミールローマン」という種類の精油です。

 

リンゴに近い、フルーツのような甘い香りが特徴で、奮い立つというよりも、緊張をほぐしてくれる作用を持っています。

仕事中におすすめのアロマの中では、シャッキリ系というよりも、リラックス系であると言えるでしょう。

 

しかし仕事中にイライラしてしまう人や、会議前でドキドキしてしまう人にも最適!

 

スイートマジョラム(マジョラム)

スイートマジョラムも、仕事中に疲れてきた時に上手にリラックスをすることのできるアロマです。

「マジョラム」という名前で販売されていることもあります。

 

自律神経を整える作用があり、リラックス効果が高い割にスパイシーな香りで、意識をハッキリさせるような部分も特徴的。

眼精疲労、ドライアイにも効果的と言われています。

 

パソコン作業が多い人には特におすすめ。神経系が整うので血流を促進し、肩こり緩和にも効果を発揮します。

 

 

おうち時間におすすめのアロマ

おうち時間が増えるにしたがい、そのストレスを和らげることのできるアロマの人気が高まっています。テレワークと環境が変化しづらく、オンオフの切り替えが苦手な人も、アロマで環境を改善できるかも!

もちろん、疲れて仕事から帰宅した後にもおすすめの、おうち時間のアロマはこちらです。

ラベンダー

アロマオイルとしては定番とも言える、ラベンダー。

用途がさまざまで、万能の精油とも言われていますが、とりわけ安眠効果が高く、夜に効果的に使いたいアロマの1つです。

 

ラベンダー精油にも何種類かありますが、一般的にラベンダーと言われるものは「真正ラベンダー」。

アロマバスや、キャリアオイル(希釈用のオイル)と混ぜてボディマッサージなどに使う方法が知られています。

アロマランプやアロマストーンを使い、寝室にラベンダーの香りをくゆらせると、質の良い眠りをもたらしてくれるでしょう。

ベルガモット

アールグレイティーの香りで知られるベルガモットは、フルーティーなのにフローラルな香りで、好みに挙げる人も多い香りです。

実際にはミカン科、柑橘の植物なので、ミカンのような実がなります。

 

やはりこちらもリラックス効果が高く、睡眠の質は上がると言われます。

ただし光毒性があり、皮膚についた時に太陽光に当たるとシミになったり、炎症を起こしたりする可能性が指摘されていますので、ラベンダーもそうですがマッサージに使う場合は、衣服から出ない場所に限るなど注意も必要です。

ネロリ

「ネロリ」はあまり聞き慣れないという人も多いかもしれません。実は、ビターオレンジ(だいだい)の花から採れる精油で、ルームフレグランスなどにも使われています。

柑橘系ではありますが花の香りが強いネロリは、精神的な疲れを癒やしてくれる効果が特徴的。

不安が強い、イライラが夜になってもおさまらない等、心を安定させたい時には特におすすめと言えます。

 

イランイラン

イランイランと聞くと、一体どんな香りだろうかと思ってしまうかもしれませんが、イランイランはタガログ語で「花の中の花」という意味。それだけふくよかで、豊かな香りを楽しめるアロマです。

ホルモンバランスを調整する作用が強く、生理不順PMSといった女性特有のホルモン症状にも効果を発揮してくれるアロマ。

 

とはいえ、イランイランの香りは副交感神経を優位にしてくれるので、男性のリラックスタイムにもおすすめです。

 

 

アロマオイルは種類がたくさん!購入は信頼のおけるお店で

アロマオイルはたくさんの種類があります。

基本的には、心身に良い影響をもたらすことがほとんどですが、妊娠中、小さな子どもがいる場合、ペットがいる場合など、悪影響を及ぼすこともあり、選択には知識が必要。

 

今回ご紹介したものは一般的にシチュエーションごとにおすすめできるものですが、妊婦、子ども、ペットなど特殊な環境で生活している場合や、具体的な心身の不調がある場合は、アドバイザーのいるようなしっかりとした店舗で購入できると安心です。

 

内閣府公認のアロマテラピー公益法人「AEAJ(日本アロマ環境協会)」では、認定ショップをホームページで公開しています。

地域ごとに検索をすることができ、オンラインショップもありますので、購入の際には参考にしてくださいね。

 

アロマテラピー公益法人「AEAJ(日本アロマ環境協会)」

HP:https://www.aromakankyo.or.jp/

 

<前回>毎日をスッキリ迎えるアロマオイルの選び方と使い方