日本人にとって親しみやすい料理である焼き鳥。様々なシーンで食べたくなる人も多いのではないだろうか。気の置けない仲間との飲み会はもちろん、大切な人とのお祝いや記念日、接待、デート…。そんなあらゆるシーンに寄り添ってくれるのが、「鳥さわ 名古屋」だ。
名古屋駅から徒歩約10分。常に多くの人が行き交い、多彩な飲食店が軒を連ねる街の中で、ガラス張りのビルの1階に、隠れ家のように店を構えている。
希少な“無玄地鶏”と松阪牛を串で堪能
「鳥さわ」で特筆すべきは、希少な“無玄地鶏”を扱っていることだろう。高知県土佐の自然豊かな山中に囲まれた「足摺(あしずり)農園」で平飼いしたプレミア地鶏は、名古屋ではここでしか味わえないという。
その美味しさを最も堪能できるのが、焼き鳥だ。職人技によって絶妙な火加減で焼き上げられた無玄地鶏は、食欲をそそる香りとともに運ばれてくる。表面はパリッと、中はふっくらジューシーで、噛むほどに口の中に広がる鶏の旨味がたまらない。多彩な部位があるため、異なる食感や風味を食べ比べできるのも嬉しいところだ。
さらに、こちらの店は三重県津市の名門精肉店『朝日屋』の直営店であるため、松阪牛を使ったメニューも見逃せない。
脂身が多く柔らかな肉質の牛トロやランボソ、脂身が少なく弾力のあるうちももなど、こちらも様々な部位があり、どれも美しい霜降りが入っている。
肉の旨味を味わい尽くすなら、まずはコース料理で
一品料理も豊富に揃う「鳥さわ」では、注文するメニューに迷ってしまうことも少なくない。そんなときは、ぜひコースを選択してみてはいかがだろうか。
無玄地鶏に加え、日本三大和牛の一つである松阪牛もいただける、なんとも贅沢なコースが「無玄地鶏と松阪牛のコース」1人 8,800円(税込み・注文は2名〜)。前述した串物はもちろん、前菜に揚げ物、〆物、デザートまで豪華なラインナップだ。
醤油ベースのタレと混ぜ合わせた「無玄地鶏のユッケ」は、無玄地鶏の特徴であるジューシーで甘味のある味わいが引き立つ。お酒と一緒に楽しみたい一品だ。
こちらは、丁寧に低温調理された「冷静蒸し4種盛り」。鶏肝のコンフィやむね肉昆布〆、ささみのローズマリー、もも肉炙りなど、無玄地鶏のさまざまな部位を一皿で楽しむことができる。
松阪牛を使用したメニューで注目したいのは、握りこぶしほどの大きさに驚かされる「松阪牛のメンチカツ」。店内の厨房で成形から調理まで丁寧に作られているのだとか。衣は薄めで、ぎっしりと詰まった松阪牛の甘味が口の中を満たし、まるでステーキを食しているような満足感が得られる。
さらに、〆には大阪から取り寄せるこだわりの卵を使用した「とりさわの玉子ごはん」、デザートには優しい甘味の中に卵の味がしっかりと感じられる「自家製プリン」が登場する。
極上の料理を際立たせる、シックで洗練された空間
舌の肥えた大人たちがこぞって「鳥さわ」に訪れるのは、極上の料理を提供しているのはもちろん、落ち着いた雰囲気も理由の一つ。店に一歩足を踏み入れれば、洗練された空間が広がる。それは、一見すると焼き鳥店とは思えないほどだ。
スタイリッシュながらも温もりを感じられるカウンター席は、個性的なカーブを描く窓枠や凝ったデザインのテーブルが印象的。窓越しに焼き場を眺めることができ、食欲をかき立てる。また、料理を待っている時間の会話も弾むことだろう。
グループでの来店や特別な日のおもてなし、落ち着いて食事がしたいシーンに最適な個室席も完備。透かし格子の仕切りが程良くプライベート感を演出するため、上質なひとときを過ごすことができる。
希少なブランド鶏と松阪牛を味わえるだけにとどまらず、それらの旨味を最大限に引き出す多彩な調理法を駆使し、さまざまな角度で料理を楽しませてくれる「鳥さわ」。さらには、空間までも料理の味わいを引き立てる要素の一つとする姿勢に、そこはかとないこだわりを感じる。
●データ 鳥さわ 名古屋 【住所】名古屋市中村区名駅3-21-7 三交ビル1F 【電話】052-562-1129 【営業時間】17:00~22:00(L.O.21:00) 【定休日】日曜日(年末年始は連休有り) 【HP】https://www.xn--ogt56tz0a.com/torisawa-nagoya/index.html |