FOOD

シンプルでも、トッピングしても!いろいろな食べ方が楽しめる焼菓子「パウンドケーキ」

 

パウンドケーキはシンプルな見た目ながら、食べごたえもあり、ティータイムや手土産にもぴったりのお菓子ですよね。

ふわふわしっとり食感で、一口食べると幸せな気分になれるので、人気が高い焼菓子の一つではないでしょうか。今回は、パウンドケーキの特徴、美味しい食べ方などについてご紹介します。

 

・パウンドケーキの特徴

パウンドケーキはバターケーキの一種です。ケーキといいながらも、しっかりめの食感が特徴でずっしりと食べ応えのあるお菓子です。

また、パウンドケーキはシンプルなお菓子だからこそ、アレンジが自在。例えば、かぼちゃやさつまいもを練りこんだパウンドケーキや、抹茶やココア、キャラメルを練りこんだ色合い豊かなパウンドケーキなど、さまざまな素材と相性が◎

もちろん紅茶やコーヒーとの相性も抜群なので、カフェでよく提供されており知名度も高いお菓子です。

 

・パウンドケーキの歴史

パウンドケーキは18世紀後半、イギリスで生まれたお菓子です。

お菓子作りには欠かせない「砂糖」が10世紀ごろヨーロッパに広まり、それによってヨーロッパ全体で甘いお菓子を食べる文化が定着。そして1200年ごろイギリスで「ケーキ」が生まれます。ちなみに、当時のケーキは現在のようなふわふわとした食感ではなく、菓子パンのような食べ物でした。

 

ところで、パウンドケーキという名前の由来は、その材料によるものだということをご存知でしょうか。

パウンドケーキの基本の材料は、小麦粉、砂糖、バター、卵の4つです。材料を同量使用する、つまり1ポンドずつ使って作ることから「パウンドケーキ(pound cake)」と名付けられたそう。

フランスでも名前は違いますが同じく材料にちなんで「カトルカール(quatre-quarts)」と呼ばれています。「カトル」=4、「カール」=4分の1を意味し、小麦粉、砂糖、バター、卵の4つの材料を4分の1ずつ均等に使うことから名付けられたのだとか。

材料を1ポンドずつ使って作ることから名付けられた「パウンドケーキ」ですが、1ポンドはおよそ454g4つの材料をすべて1ポンドずつ用意すると、とても大きなパウンドケーキができることになりますよね。

この理由は、当初砂糖に漬けたフルーツの皮などを入れて焼き上げ、主に結婚式のウェディングケーキとして使われていたため。大きなウェディングケーキを作るためには、材料も大量に必要だったというわけです。

20世紀に入るとさまざまな種類のケーキが食料品店などで売られるようになり、季節の贈答品として遠方の友人や親戚へ送られるようになりました。

こうしてパウンドケーキは特別な日のお菓子から、日常的に食べられる親しみやすいお菓子に変化していきました。

 

ドライフルーツパウンドケーキを紹介してくれたInstagram@patiko.sweetsさん。

さすが元パティシエさんだけあり、Instagram@patiko.sweetsさんのインスタには、いろいろな種類の本格的なスイーツが並んでいます。その鮮やかさはまるでショーケースを覗いているよう。思わず感嘆の声があがります。

パウンドケーキの作り方はYouTube ぱてぃこCH』をご覧ください。初心者にもわかりやすいように作り方の手順が詳しく説明されています。

是非、参考にしてみてください!

 

・パウンドケーキの簡単な作り方

 

無塩バターと溶き卵は常温に戻しておきましょう。型にクッキングシートを敷き、オーブンを170℃に予熱します。

1.ボウルに無塩バターと上白糖を入れて、白っぽくなるまで混ぜ合わせます。

2.溶き卵を34回に分けて入れ、その都度よく混ぜ合わせます。

3. 薄力粉100gとベーキングパウダー3gを粉ふるいで振るい入れます。ゴムベラで切るように混ぜるのがポイント。粉っぽさがなくなるまで混ぜ合わせましょう。

4.型に3を入れます。両端が高くなるように表面をならします。型を軽く23回落とし、生地の空気を抜きます。

5.170℃のオーブンで40分焼きます。焼き始めて10分経ったら、一度取り出して、真ん中に切れ目を入れます。オーブンに戻して再び焼きます。竹串を刺して生地が付かなくなるまで、様子を見ながら焼きましょう。

6.粗熱が取れたら型から外し、冷まして完成です。

 

・パウンドケーキの美味しい食べ方

パウンドケーキは日にちが経つにつれて味が少しずつ変わっていくお菓子です。

焼きたてはふんわりとした素材の味が楽しめますが、23日経つと生地やトッピングがなじんで、しっとりした感じになり、味もまろやかに。どちらも食べ比べてみて、お好みの食べ方を見つけてみてくださいね。

 

フルーツやチョコが入っているパウンドケーキは、冷蔵庫で冷やしていただくのもおすすめです。やや硬めに生地が引き締まり、新しい食感が楽しめますよ。

また、せっかく手作りしたパウンドケーキ、時間が経って乾燥してしまった!という経験はありませんか?手作りあるいは購入したものでも、少し硬くなってしまったパウンドケーキは、電子レンジで15秒ほど暖めるとまた焼きたてのふんわりした食感が復活しますよ。

3日以内にパウンドケーキを食べきれない場合は、冷凍保存しておきましょう。

食べる時には自然解凍させると良いです。パウンドケーキを解凍させて食べるのも、また違う美味しさが楽しめますね。

 

・まとめ

パウンドケーキは、お菓子作り初心者の方にもおすすめの焼き菓子です!シンプルな材料で作ることができ、いつでも気軽に作れる手軽さは焼き菓子の中でも上位に入るのではないでしょうか。

あたためたパウンドケーキに冷たいアイスクリームをトッピングしたり、ブランデーを振りかけたり、おうちでも様々な食べ方が楽しめますよ。ぜひ試してみてくださいね!

 

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