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チーズケーキの種類と特徴 日本発祥のチーズケーキも!

チーズケーキといっても、その種類はさまざまです。

見た目も味わいも異なるので、特徴を知っておくと選ぶときにも役立ちますよ。

今回は、一般的なチーズケーキの種類と特徴をご紹介します。

 

前回:チーズケーキの歴史 古代から食べられていた!? | リアル名古屋 (real-nagoya.com)

 

スフレチーズケーキ

「スフレ」はフランス語で「吹く」という意味があるそうですが、フランス発祥ではなく、日本発祥のチーズケーキといわれています。

そのため海外では「ジャパニーズ・チーズケーキ」といった名前で呼ばれているそうです。

作り方は卵白を泡立てて作ったメレンゲをチーズケーキの生地に混ぜこみ、湯煎で蒸し焼きにします。

そのため、スポンジ生地のようにふわふわしていて軽い食感が特徴です。口に入れたらシュワシュワと溶けるような、優しくさっぱりとしたチーズケーキです。

ベイクドチーズケーキ

最も古典的でスタンダードなベイクドチーズケーキ。

チーズケーキの基本形ともいえるシンプルなスタイルです。北米やヨーロッパではチーズケーキといえばベイクドチーズケーキというほど、ポピュラーで人気があるそうですよ。

 

作り方は、塩気が少ないチーズに卵・砂糖・小麦粉を混ぜ合わせてつくるシンプルな工程。

ビスケットやクラッカーを砕いてバターと混ぜ合わせたクラストを底に敷き詰める場合が多く、オーブンでじっくりと火を入れた濃厚でどっしりとした生地と、クラストのサクサク感の相性は抜群です。

 

ニューヨークチーズケーキ

ジャパニーズチーズケーキのように、ニューヨーク発祥のケーキだと思う方も多いのではないでしょうか。

もともとはニューヨークに移住したユダヤ人が食べていたレシピで、そこからニューヨークの人々に伝わりアレンジされていったことから、ニューヨークチーズケーキという名前になったそうです。

 

見た目はベイクドチーズケーキとよく似ていますが、オーブンで焼き上げるベイクドチーズケーキとは違って、ニューヨークチーズケーキはオーブンの天板にお湯を張って湯煎しながらじっくり焼き上げます。

蒸して生地を焼き上げるので、ベイクドチーズケーキと比較するとよりしっとりとした食感が感じられます。

味もクリーミーでまったりしているのが特徴です。

レアチーズケーキ

レアチーズケーキは、火を使わずに作れるので、レシピはとても簡単です。

クリームチーズをベースに生クリームやサワークリーム、ヨーグルトを混ぜてゼラチンや寒天で固めたら完成。卵は使用しませんが、口どけが良く滑らかな舌触りで、酸味がありさっぱりとした味が特徴です。

 

実はレアチーズケーキも日本発祥のチーズケーキの一つということをご存知でしょうか。

レアチーズケーキを初めて作ったのは、1964年東京・赤坂にアメリカンスタイルのレストランとしてできたTop's(トップス)だといわれています。

チョコレートケーキのイメージの強いトップスですが、今でも商品ラインナップにチーズケーキが入っています。

バスクチーズケーキ

表面の焦げ目が特徴のバスクチーズケーキ。

発祥はスペインのバスク地方にあるバルで生まれたとあって、現地ではお酒のおつまみとして楽しまれているそう。

 

作り方の特徴は高温かつ短時間で焼き上げること。

焦げた表面の苦みと生地のトロッとした半熟具合が独特で、今までにない新しいチーズケーキです。原料はベイクドチーズケーキとほぼ同じですが、クリームチーズをより多く使っているため、濃厚で食べ応え抜群のチーズケーキです。

 

2019年にコンビニチェーンの「ローソン」が「バスク風チーズケーキ」を発売。

焼き加減も工夫し、中側のなめらかな食感と表面のカラメルの香ばしさ両方が楽しめる、レアともベイクドとも違う新しい味わいのケーキで、口コミで広まり爆発的なヒットを記録しました。

※バスク風チーズケーキの販売は現在終了しております。

 

 

チーズケーキに使われるチーズの特徴は?

リコッタチーズ

リコッタチーズとは、チーズ作りのためにミルクを加熱した際に出る「ホエー」と呼ばれる乳清に新たなミルクまたはクリームを加え、再加熱して作ったチーズです。

リコッタはイタリア語で「再び煮る」という意味があります。

 

原料のミルクは牛乳のほかに山羊乳や羊乳、水牛乳などがありますが、日本では牛乳から作ることが一般的。

クセが少なく、さっぱりとした味わいが特徴です。

リコッタチーズのチーズケーキは、甘口のスパークリングワインや、紅茶やコーヒーとの相性もぴったりです。

 

 

 

 

ゴルゴンゾーラチーズ

世界三大ブルーチーズのひとつで、日本でもポピュラーなゴルゴンソーラ。

味の特徴としては、青カビの量が少なく、塩味も控えめです。

やわらかくねっとりとしたクリーミーな食感で、ブルーチーズが苦手な人でも食べやすいでしょう。濃厚なチーズケーキの味わいを楽しむため、ワインはフルーティーな赤がおすすめです。

 

 

 

 

甘いものや塩気のあるものなど、形だけでなく味わいもそれぞれに特徴を持つのがチーズケーキの面白いところです。

チーズケーキの素材にも注目してみると、新しい発見があるかもしれません!

 

 

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