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【今年こそは焼きたくない!VOL.1】正しい日焼け対策で肌トラブルゼロへ!

今年の夏は平年より厳しい暑さになると言われています。地球温暖化の影響などにより大気全体の温度の高い状態が続いているとか。最高気温が30℃以上の真夏日や、35℃以上の猛暑日が増え、残暑も厳しくなると予想されています。

そんな毎日に欠かせないのが「日焼け対策」ではないでしょうか。しかし、日焼け対策しているはずなのになぜか焼けてしまう…という方も少なくないはず。

 

そこで今回は、意外と知らない日焼け止めの基本の塗り方や、コツ、日に焼けしてしまった後の早急ケア、日焼け対策に効果的なグッズ、食べ物などを2回に分けて徹底解説!

シミやシワ、乾燥など肌トラブルの原因となる日焼け。夏の強い日差しに負けないために、ぜひ記事を参考にしてみてください。

 

01/美容の基本 日焼けの原理を知ろう

日焼け対策をする前に、日焼けの原理について知っておくことも大切です。

恐ろしいことに肌老化の60%以上は紫外線によるものと言われています。紫外線にはまぶしさも熱さもないため、浴びている実感がなく、気が付いたら日焼けしてしまったということが起こるのです。日焼けを引き起こす紫外線には、「UV-A」「UV-B」「UV-C」という3つの波長があります。そのうち日焼けに大きく関わるのは、AB2つです。

UV-A (地表に届く紫外線の約90)

別の名を、生活紫外線。波長が長く、ガラスや衣類も通過する性質を持っているので、曇りの日や室内でも、常に身近に存在します。

しかし、エネルギーが弱いため、浴びている感覚がないまま、皮膚の表皮も透過して真皮まで到達しシミやシワの原因となります。また、メラニンが生成されるため、肌が黒くなる原因となります。

UV-B

別の名をレジャー紫外線。波長が短く、エネルギーが強いのが特徴です。肌の表面の細胞を傷つけ、炎症を引き起こし、やけどをしたような状態になります。

雲などで遮られやすく、皮膚でも真皮の深いところまではほとんど到達することはありません。

■悪者メラニン

よく聞く「メラニン」という言葉。日焼けの原因となる紫外線を多く浴びることで、肌の中に大量に作られるものです。

黒い色素で紫外線を吸収し、真皮への侵入を防ぎ、ダメージから細胞を保護する働きをします。つまり、悪者と思われがちなメラニンは、肌細胞を紫外線から守るためにできるものなのです。

 

その後、肌のターンオーバーによりメラニンが細胞と共に押し上げられ、皮膚がだんだんと黒くなったように見える仕組み。最後は角質層まで押し上げられ、アカとなり剥がれ落ちます。

通常の日焼けであれば、ターンオーバーに合わせて1カ月ほどで消えていくということですが、長時間、強い紫外線を浴び続けることで、肌のターンオーバーのサイクルが乱れ、大量のメラニンは排出されず肌内部に滞留します。これがシミの原因です。

 

02/日焼け止めの正しい塗り方

シミ・シワなどの予防に毎日のように使用している日焼け止め。とりあえず塗ればいい、と日焼け止めを何気なく塗っていることはありませんか?

実は、意外と知られていない日焼け止めの正しい塗り方。一度に多量つけてしまうとムラになる可能性が。商品に記載された使用料を確認して、適量の日焼け止めを手で広げて伸ばすことがポイントです。

ここでは、部分ごとに塗り忘れがちな場所も確認しつつ、効果的な使い方を解説していきます。

 

■顔・首

はじめに適量を手に取り「両頬・額・鼻・顎」の5点に日焼け止めを置きます。

次に、中指と薬指を使い、両頬や額など広い部分から順番に優しく丁寧になじませていきましょう。この時、額は髪の生え際に向かって下から上へ伸ばします。特に忘れてしまいがちなのが耳の後ろ。ムラができやすい場所として、小鼻周辺や、髪の生え際なども併せて覚えておくと良いでしょう。

また、メイクスポンジを使用する方法も。手で塗るよりもムラを防ぐことができ、肌への密着度が高まります。顔全体に塗り広げたら、ムラを防ぐため、もう一度上記手順で塗ることをおすすめします。

 

顔を塗り終えたら首に移ります。適量を鎖骨から上に向かって伸ばしながら、首の後ろやうなじ、デコルテを塗っていきましょう。

首はシワが入りやすいゾーンです。首の前側を塗る時は上を向きながら、後ろ側を塗る時は下を向きながら、皮膚を伸ばすイメージで塗るようにするとムラを防ぐことができます。

 

■身体

容器から直接肌へ線上に出していく「ストローづけ」という塗り方をします。このとき、日焼け止めをのせる場所は、身体の外側。顔よりも面積が広いので、指先で少しずつ伸ばそうとすると、かえってムラになってしまいます。手のひらで円を描くように優しく広げながら馴染ませるようにしましょう。

また、特に面積が広い部分は重ね付けします。手・足の甲や、ひじ・膝の裏、身体の側面にあたる部分は忘れてしまいがちなので気を付けるようにしましょう。

 

03/やってはいけない6つの日焼け対策

①保湿せずに塗る

日焼け止めを塗る前にしっかり保湿することによって、ムラを防ぎます。また、肌が乾燥していると、皮脂の分泌が過剰になり皮脂崩れの原因に。

他にも、使用する日焼け止めの成分によっては、肌の乾燥を進行させてしまうこともあるようです。そうなると、ますます紫外線ダメージを受けやすくなってしまいます。

 

②使用量が少ない

伸びがいいから、ベタつくから、と本来推奨されている日焼け止めの使用量より減らすことはやめましょう。使用量を減らすと十分な効果を得ることができません。

③手のひらですり合わせてから塗る

手のひらですり合わせ、顔を包み込むように塗ることはやめましょう。顔や首全体に塗ることができず、ムラの原因になってしまいます。

④外出の直前に塗る

日焼け止めが馴染んで、効果を発揮しだすのは、塗ってから2030分後と言われています。つまり、外出直前に塗ると効果が発揮されないまま太陽にあたってしまうことになります。最低でも外出する30分前までには塗り終えるようにしましょう。

⑤SPF・PAの数値が低い

海や山、バーベキューやキャンプなどアウトドアを楽しむ際には、長時間紫外線を浴びることが考えられます。この場合、使用する日焼け止めは「SPF50PA+++」以上がおすすめです。このように、浴びる紫外線の量によって使用する日焼け止めのSPFPAを確認するようにしましょう。

⑥日焼け止めを塗り直さない

日焼け止めは汗や衣類などによる摩擦で落ちてしまいます。そのため、23時間おきを目安に塗り直します。ウォータープルーフタイプの使用や、スプレータイプの簡単に塗り直しできるものもおすすめです。

 

◆◆紫外線トラブル回避のために

いかがでしたでしょうか。

紫外線は夏だけでなく常に身近にあるもの。一年を通して日焼けするので「日頃からの対策が、美肌を守るために大切なこと」というわけです。正しい日焼け止めの使用方法をマスターし「日焼け知らず」を目指しましょう!

 

次回は、日焼けしてしまった後の早急ケア、日焼け対策に効果的なグッズや食べ物をご紹介します。シーンに合わせた日焼け止めアイテムもご紹介しますのでお楽しみに!

 

Next823日更新予定

【今年こそは焼きたくないVOL.2】正しい日焼け対策で将来後悔しないために!をお送りします。