体型、ファッションのお悩みを解決すべく骨格診断の基本をご紹介した前回。骨格診断vol.2の今回は、タイプごとに似合う服装・髪型とNGな服装・髪型についてご紹介します。
前回の記事では、みなさんのお悩みを解決すべく骨格診断の基本についてご紹介しました。
「ストレート」「ウェーブ」「ナチュラル」という3タイプに分類される骨格診断。自身のタイプは判断できましたでしょうか？
今回は実践編。タイプごとに似合う服装・髪型と併せてNGな服装・髪型についてもご紹介します。
自分に合うコーディネートを見つける
骨格ストレート
全体的に肉感があり、厚みのあるメリハリボディが特徴的な骨格ストレートさんは、小さめサイズは着太りして見えてしまいますし、オーバーサイズはだらしなく見えてしまう傾向にあります。そのため、大きすぎず小さすぎないジャストサイズを着用するようにしましょう。
■トップス
トップスは、肩幅がちょうどよいものを選び、腰が隠れるくらいの丈感がベスト。胸の厚みをカバーできるようなＶネック、Uネック、スクエアネックなど縦に開いたものを取り入れると上半身や顔周りをすっきりと見せることができます。
■ボトムス
ボトムスは、スカートであればタイトを、パンツであればストレートシルエットがおすすめ。反対に、下半身が横に広がって見えてしまうようなタイトなスキニーパンツやフレアスカート、太ももが見えてしまうミニ丈もできるだけ避けた方が良いでしょう。
■素材
素材は、ハリと弾力がある肌質に馴染む、しっかりとした上質な素材がおすすめ。厚みがある生地のものを着用することで、きちんとした雰囲気を出すことができます。例えば、ハリのあるコットンやサテン、レザーなどがおすすめ。反対に、厚みのある上半身をより大きく見せてしまうような柔らかい素材は苦手のようです。他にも、リネンのような天然素材も肌馴染みが悪く違和感ある印象に。柄は、細やかなものより、大きな柄の方が似合います。
■ヘアスタイル
髪は、もともと体に存在感があるので、ボリューム感やニュアンス感を出しすぎると疲れた印象を与えてしまいます。また、肩ラインのミディアムヘアは、首元が詰まって見てしまうので避けた方が良いでしょう。おすすめは、ショートや短めボブ、もしくはバストトップくらいまでのロングヘアです。
骨格ウェーブ
上半身が薄く華奢で、ゆるやかな曲線を描くようなボディラインが特徴的な骨格ウェーブさん。オーバーサイズなどのダボっとしたアイテムを着ると幼い印象を与え、服に着られているような見た目に。言い換えると、タイトなサイズ感が似合うという傾向にあります。
■トップス
トップスは、上半身の華奢さをカバーしつつ、鎖骨を綺麗にみせることができるラウンドネック、スクエアネック、オフショルダーなどがおすすめ。反対に、開きが深いＶネックなどは、華奢な胸元が目立ち貧相に見えてしまいますし、首の長さが強調されるハイネックも骨格との相性がよくありません。短い丈感のＴシャツは、華奢な上半身をナチュラルにカバーしてくれます。フレンチスリーブや、パフスリーブ、バルーンスリーブなどの袖のデザインは、細い腕をより綺麗にみせることができるでしょう。
■ボトムス
ボトムスは、スカートであればAライン、フレア、プリーツ、膝下タイトを。パンツであれば、タックテーパードなどがおすすめ。特に腰の位置が高く見えるフレアタイプのスカートは相性抜群でしょう。膝が隠れる丈感や細い太ももを見せることができる丈感がベスト。反対に、下半身が重く見えるカーゴパンツやワイドパンツは苦手。重く見えやすいマキシ丈スカートを着る場合は、帽子をかぶって目線を上げることや、ヒールで足元に空間を作るよう工夫してみましょう。
■素材
素材は、ソフトな肌質に馴染む柔らかいものがおすすめ。リブニットのように体にフィットする素材や、エナメル質などの光沢感のある華やかな素材も綺麗に着こなすことができるでしょう。反対に、レザーやリネンのように硬く厚い素材は苦手のようです。柄は小さめのものの方が似合います。ボーダーは幅が狭いものを選ぶようにしましょう。また、ギャザーやフリルなど、デザイン性が高いアイテムを取り入れることで、上半身の寂しさをカバーできます。シンプルすぎると地味に見えてしまうので、意識してアイテムを取り入れましょう。
■ヘアスタイル
髪は、華奢な上半身をカバーするためにボリュームを持たせるとバランスよく見えます。おすすめは、鎖骨ラインや顔周りにニュアンスのあるミディアム。ショートやボブにする場合は、毛先に動きを出すようにすると、ボリューム感を出すことができます。
骨格ナチュラル
骨や関節が目立ち、筋肉や脂肪があまり感じられないスタイリッシュな体型が特徴の骨格ナチュラルさんは、コンパクトなアイテムを着ると体のフレームを強調してしまい、全体のバランスに違和感を与えてしまいます。ですので、オーバーサイズのような力の抜けたサイズ感が似合う傾向にあります。
■トップス
トップスは、開きが広すぎないボートネック、オフタートルネック、ラウンドネックがおすすめ。特に、首元がゆったりとしたタートルネックが似合います。また、ドロップショルダーやドルマンのように、ゆったりとしたシルエットを得意とします。反対に、胸元が貧相に見えてしまうようなVネックなどの大きく開いたものや、肩の骨が目立つオフショルダーとはあまり相性がよくありません。
■ボトムス
ボトムスは、スカートであればミモレ丈やタイトなマキシ丈を。パンツであればワイドやカーゴ、ガウチョやストレートなど、下半身にボリュームが出るようなコーディネートにすると全体のバランスが整い、女性らしい印象を与えることができるでしょう。骨や筋が目立つミニスカートや、スキニーはたくましい印象を与えてしまうのでおすすめできません。
■素材
素材は、個人差があるものの、硬すぎず柔らか過ぎない肌質に合うナチュラルな天然素材がベスト。例えば、麻やガーゼ、ダメージデニムや色落ち加工をしているデニム、風合いのある革などです。反対に、体のフレームを強調するようなシルクやサテン、レースなどの柔らかい素材は苦手のよう。柄はチェックや、ペイズリー、迷彩、ストライプなどのカジュアルなものがGOOD！
■ヘアスタイル
髪は、骨格を活かす無造作ヘアがおすすめ。スーパーロングや、ベリーショートのような個性的な髪型も似合います。反対に可愛い系の髪型は、印象に違和感を持たれてしまうのであまりおすすめできません。
いかがでしたでしょうか。
自分の骨格を理解することで、今までとは違った自分に巡り合えるかもしれません。自分で判断できないという方は、骨格診断をしてくれるサロンを訪れてみましょう。同時に、パーソナルカラーや顔診断なども行ってくれるサロンもあるので、あなたの魅力UPにつながるかもしれません。
より多くの「似合う」を導き出し、ぜひ、魅力的な自分を手に入れてくださいね！
Text by yumeka
前回：体型をキレイに見せるメゾット「骨格診断」について知ろう①