BEAUTY

美髪で印象アップ!知らなきゃ損!美髪のためにできる正しいヘアケア方法 ~前編~  

「美髪=清潔感」

髪は頭部の大部分を占めるため真っ先に視界に入ることから、人の印象の7割~8割は「髪型で決まる」と言われています。

特にマスクをしている現代では、印象の8割以上が髪型で変わってくると言っても過言ではありません。

 

 

今回は、キューティクルの仕組みやダメージの原因など「美髪」についての基礎知識と髪質に合ったシャンプーの選び方をご紹介します。

併せて、おすすめ商品もご紹介しますので、ぜひ記事を参考にしてみてください。

 

01/美髪の基準

皆さんが美髪を判断する基準は何でしょうか。実は「美髪=健康毛」ではないようです。ハリがあってもまとまりがなく広がっている髪より、多少ダメージをおってしまっていても、綺麗にまとまっていれば美髪といっていいとか。

まずは、現時点での髪の状態を6つの項目から判断していきましょう。

 

髪の乾きが遅い

ドライヤーで髪を乾かす際に、完全に乾くまで時間がかかる人は髪が痛んでいる可能性大。

キューティクルが剥がれていると、髪の中も空洞になっていることが多いので、たくさん水分を吸収してしまいます。

一方、健康な髪の毛はキューティクルが保たれ、髪の中までしっかりと栄養が詰まっているので早く乾くというわけです。

 

髪が濡れているときのブラシ通りが悪い

お風呂の後など髪が濡れている状態で髪をとかしてみましょう。

髪が引っ掛かり通りが悪い場合は、髪が痛んでいるということです。

 

紫外線のダメージ受けている

紫外線のダメージを多く受けることで髪の毛の中にあるたんぱく質が破壊され、パサつきやごわつきが気になる髪になってしまいます。

 

カラー・パーマ・縮毛矯正などの施術をよく受けている

カラーやパーマなどに使用する薬剤には髪のメラニンを破壊する成分が入っています。

その成分によって理想の髪へと導くことができるのですが、残念ながら髪が傷んでしまうことを避けるのは不可能です。

自然乾燥

自然乾燥は髪が乾燥してパサパサになってしまいます。

また、髪が濡れているときは髪の表面にあるキューティクルが開いている状態なので、ダメージを受けやすいのです。そのため、濡れたままの睡眠などは枕との摩擦で髪が傷む原因となります。

 

栄養不足

髪は体の栄養で作られているので偏った食生活は傷みの原因になります。

 

02/ダメージの原因

現時点での髪の状態をチェックした後は、ダメージの原因についてみていきましょう。

シャンプー

清潔な髪を保つために欠かせないシャンプーも、実は洗い方によっては髪を傷付けてしまう原因に。洗浄力の強いシャンプーは髪に必要だった成分まで洗い流してしまうこともあります。また、強くこすって洗うとキューティクルが傷付きツヤが失われ、髪が傷む原因に。

ドライヤーやヘアアイロンなどの熱で髪は多くのダメージをおっています。キューティクルは熱に弱く、わずか60度の熱で変性を起こしてしまうのです。

コテやアイロンを高温で使用してはいませんか?髪は200度になると成分まで溶け出してしまうようです。

また、髪を熱から守るアイテムを使用していないとよりダメージをおってしまいます。

 

乾燥

美髪の基準でもお伝えした通り髪にとっての天敵は乾燥。自然乾燥により髪に水分が残っていると状態だと、雑菌も繁殖しかゆみや臭いも発生しやすくなります。

カラーやパーマ

これも美髪の基準でお伝えした通りキューティクルを剝がしてしまう施術になります。キューティクルが剥がれるということはツヤを失い、髪が傷みやすくなるということです。

紫外線

最も太陽に近い髪や頭皮は肌が受けるダメージよりも大きなダメージを受けると言われています。特に、紫外線量が多い夏に髪や頭皮の紫外線対策を怠ると秋口になって髪の傷みに悩まされるケースも。

 

03/キューティクルの構造

先ほどから何度も出てくる「キューティクル」という言葉。聞いたことがあるという方も多いかと思いますが、詳しい仕組みまではご存知ない方も多いのではないでしょうか。

外側から順に「キューティクル」「コルテックス」「メデュラ」と髪の毛は大きく分けると3層で成り立っています。ここではその3層の中で最も美髪にとって大切な毛髪内部を保護する役割を持つ「キューティクル」の仕組みや構造についてみていきましょう。

 

無色透明のウロコ状で、1枚で毛髪の外周の1/21/3を包みながら、タケノコの皮のように重なって、毛髪全体を包み込んでいるキューティクル。その領域は髪の毛の10%から15%をしめます。たんぱく質が角質化したものなので固いのですが少しの刺激で傷ついてしまいます。

そして驚くのが、キューティクルだけでも更に5層になっているということ。外側から順に「エピキューティクル」「A-層」「エキソキューティクル」「エンドキューティクル」「inner-層」。この細かくてデリケートなキューティクルを綺麗に整えておくことが美髪に見えるポイントなのです。

 

04/髪質に合ったシャンプーとは?

自分の髪に合うシャンプーを選ぶことってとても難しいですよね。そんなことからか、最近では自分専用にオーダーメイドできるシャンプーが話題となっています。ここでは、気軽に手に入れることができる髪質に合ったシャンプーをご紹介します。

硬くごわつく髪には「うるおい」を

ごわつきやすい髪質には髪に潤いを与え、しなやかにする成分が含まれたシャンプーがおすすめです。植物性由来のオイルや保湿成分が配合されているものを意識して選ぶようにしましょう。

 

柔らかくボリューム感が出にくい髪には「ハリ・コシ」を

ふんわりとしたボリューム感が出にくい髪質には、髪にハリとコシを与え、なめらかにする成分が含まれたシャンプーがおすすめです。「パンテノール」や「和水分解ケラチン」などの成分が多く配合されているものを意識して選ぶようにしましょう。

 

くせ毛タイプは「まとまり」を

うねりや広がりなどくせのある髪質には、保湿成分が含まれた洗い上がりの質感がまとまるシャンプーがおすすめです。髪のキューティクルをケアしながらまとまりやすい髪に洗い上げることができるシリコン入りを意識して選ぶようにしましょう。

 

◆◆髪のことを知り日々のケアで美髪を保つ

 

 

日本人の平均的な毛髪本数は10万本、その中で約5060本もの髪が1日で自然に抜けていきます。成長スピードは1ヵ月に1㎝程度と言われ、1本の毛の寿命は、男性で35年、女性で46年です。

多く感じるも、長く感じるも人それぞれですが…兎にも角にもずっと寄り添っていく大切な体の一部。だからこそ、毎日のケアを楽しく行って美髪を手に入れたいものです。

 

次回は、美髪のための必要ケア、正しい髪のとかし方やドライヤーのかけ方をみていきましょう。また、併せておすすめのブラシやドライヤーもご紹介しますのでお楽しみに。

 

 

Next920日更新予定

次回は「美髪で印象アップ!知らなきゃ損!美髪のためにできる正しいヘアケア方法 ~後編~」をお送りいたします。お楽しみに!