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脱!手帳難民 手帳を有効活用して実りある1年に

 

早いもので、今年も残すところ1ヵ月ほどとなりました。本屋さんに手帳が並ぶ様子を見ると、時の流れの速さに驚かされるものです。

365日寄り添い合うものと言っても過言ではない手帳ですが、たくさん種類があってよくわからない、結局続かない、と諦めている方も多いのではないでしょうか?

今回は、手帳の選び方挫折しない手帳の使い方をご紹介します。

2023年を実りの良い1年とするために手帳を有効活用してみましょう!

 

【手帳の選び方】

手帳売り場に行くと、タイプやサイズ、色、メーカーなどたくさんの種類があり、何を選べばいいのかわからなくなってしまう方も多いはず。

はじめに、手帳のタイプを把握しましょう。

・マンスリータイプ

「月間ブロックタイプ」とも呼ばれ、カレンダーのように、1日を1マスとして区切った1ヵ月の予定を視覚化できるタイプです。

1ヵ月の予定を見開き2ページで確認することができるので、先の予定を立てる場合や、複数の予定を決めるのに便利。

また、マンスリータイプのみで構成された手帳などは、薄くて持ち運びがしやすいという点もメリット。

デメリットは、1日あたりの書くスペースが少ないという点です。

 

・ウィークリータイプ

「バーチカル」「週間レフト」「ブロック」など、ウィークリータイプの中にも3つの種類があります。

「バーチカル」は、時間ごとのスケジュール管理に特化したもの。1週間のスケジュールを横軸で管理し、縦軸は1時間ごとの時間軸として構成されています。会議や商談など、予定を細かく記載することが多い方におすすめ。

「週間レフト」は、左側のページに1日のスケジュールを書くことができ、右のページはフリースペースとして構成されています。「ホリゾンタルレフトタイプ」と呼ばれることもあるようです。どちらも、開始時間や終了時間が決まっている予定を記入しやすいという点がメリットです。デメリットは、時間ごとの予定が少ないと空きスペースが多くなる場合や、書きにくさを感じてしまう点。

「ブロック」は、見開きで8マスに分かれていて7日間とフリースペースという構成になっています。1日の記入するスペースが広いので仕事や、日記を書くのにおすすめ。デメリットは、その他のウィークリータイプと違って、時間ごとの予定が把握しにくい点です。

 

・デイリータイプ

11ページあるノートのような構成。他の手帳とは違い、記入スペースが圧倒的に多く、自由度が高いのが特徴です。商談や会議、アイディアや絵の記入、日記として使用するのにも便利です。

時間の数字がふってあるものや、方眼用紙のようになっているものもあるので、自分で工夫してスケジュール帳を書いている方も多いようです。デメリットは、毎日書く習慣がないと、白紙のページが増えてしまう点です。

 

・ガンチャートタイプ

近年、人気が急上昇しているタイプで、タスク管理に最適な構成になっています。

同時に複数のプロジェクトを抱えている方におすすめ。ビジネスマンが、プロジェクト管理や生産管理などの工程管理に使う表というイメージですが、期間や期限が決まった予定を管理しやすいので、主婦が家族全員の予定を把握し管理する場合や、体調管理、ダイエット表としても利用することができます。

デメリットは、1日の時間帯に分けた予定を記入することができない点です。

 

 

手帳の種類によって、かなり使い方が変わってくることがわかりました。

タイプを選択したら、次はサイズ。1年間使用するものになるので、持ち運びの有無や厚さにも注目してみましょう。

✎覚えておきたい手帳のサイズは4つ

・文庫本サイズのA6

・単行本サイズのB6

・教科書サイズのA5

・ノートサイズのB5

一般的に人気があり、手帳売り場でよく見かけるものは、B6、A5サイズのようです。

仕事で使用するものなら、カバンに入り、スムーズに取り出せるものでなければいけません。また、通勤通学がある方はコンパクトで軽いものでないと、重くて負担になってしまいます。

そのため、手帳のサイズ選びも慎重に行うことをおすすめします。

 

【挫折しない手帳の使い方】

何を書いていいのかわからない、デジタルの方がラク、などと言った理由で挫折してしまった経験がある方も少なくないはず。

手帳が続かない理由として、

・完璧に書こうとする

・苦手なことを頑張ってやろうとする

・手帳を使う目的が明確でない

などが挙げられます。

 

手帳の使い始めは特に、気合が入ってしまうもの。その気合が空回りして、毎日書かないと、きれいな文字で書かないとなど、自分でルールを課してしまいがち。

義務感で手帳を書こうとすると、心が折れてしまうのも早くなります。手帳との付き合いにもある程度の距離感が必要のよう。

 

また、SNSでは手帳にシールなどを張り、カラフルにデコレーションしたり、イラストを描いたりしている方を見かけます。かわいいなと思い真似をしようとしても、そういったことが苦手な方には少々負担でしょう。そういった方は、頑張ってかわいくしようとするのではなく、できるだけシンプルに、ペン1本で書くようにするなど負担の少ない書き方をすると良いようです。

最後に、手帳の目的は何なのか。なぜ手帳を活用したいのかがわかっていないと不要な時間を使ってしまうことに。手帳の使用方法は人それぞれですから、まずはその目的を明確にするようにしましょう。

基本的に手帳は自分だけが見るもの。

必要以上にきれいに書こうとしないこと、手帳を開くルーティンをつくること、目に入るところに手帳を置くことなどを意識して、日常を気軽な気持ちで書き込んでみてください。心に響いた言葉などを書き込むのもいいかもしれません。

これできっと、挫折知らずになれるはずです。

 

【実りある1年にするための手帳の活用法】

 

1年の最後に、立てていた目標の内容すら思い出せないということにならないように、手帳の最初か最後のページに目標を書くようにします。

最終目標達成のため、月初めに1ヵ月の目標をその月の空いているスペースに記入します。

その際に「数字」を用いて具体的な目標を立てるようにします。抽象的な目標や計画は三日坊主の原因です。

そうして、1年の目標を1ヵ月ごと、1週間ごとと細かく分けて手帳に記入し、少しずつ実践することで「習慣化」させていきます。“計画はコツコツと”といのはこういうことでしょう。

最後に「把握」を意識します。

細かく分けた目標をどれだけ実践することができたか、どれだけ計画を進めることができたかを週の終わり、月の終わりに確認するようにします。その際に、簡単でもいいので手帳に文字として書くようにします。

自身の進行状況を把握することで、今後の課題に気づくことができるでしょう。

これらを続けていくと、手帳を見ただけで自分の成長を知ることができます。いつの間にか努力や思い出が詰め込まれた1冊になるというわけです。目に見える形で記録して目標を達成させましょう!

 

◆◆自分を客観的に見ることができる一冊

 

いかがでしたでしょうか。

自分のライフスタイルに合ったお気に入りの手帳を用意して、1年かけて自分だけの特別な一冊にしていきましょう。慌ただしい日々に彩を。

新しい1年が手帳と共にあり、充実したものとなりますように。