BEAUTY

体型をキレイに見せるメゾット「骨格診断」について知ろう Vol.1 おしゃれもダイエットも楽しく

体型やファッションのお悩み解決法として有効といわれているのが、パーソナルカラーと同様に注目されている骨格診断。一般的に骨格診断は3タイプに分類されますが、自分がどのタイプに分類されるのかわからない方も多いはず。今回は、そんな骨格診断について詳しくご紹介します。

 

マネキンやショップのスタッフさんの着ている服がかわいくて、真似して買ってみたけれど自分にはしっくりこない…。

おしゃれになりたいのに、なんだかうまくいかない…。

太っているわけではないのに、なぜか太って見えてしまう…。

スウェットコーデをしてみたけれど、部屋着にしか見えない…。

そんな経験のある方も少なくないでしょう。このようなお悩みの解決方法として有効なのが、パーソナルカラーと並んで注目されるようになった骨格診断です。一般的に骨格診断は「ストレート」「ウェーブ」「ナチュラル」という3タイプに分類されますが、自分が一体どこに分類されるのかわからない方もきっと多いでしょう。

今回は、そんな骨格診断について、2 回に分けて詳しくご紹介します。骨格診断の基本や特徴を理解し、自分の魅力を最大限に引き出してみましょう。

骨格診断とは?

骨格診断とは、生まれ持った体質である身体の質感やラインの特徴から、自分自身の体型を最もキレイに見せてくれるファッションアイテムを導き出すためのメソッドのこと。ひとりひとり違う筋肉のつき方、脂肪のつき方、関節の大きさの違いを見極め「似合う」を導き出すのです。似合うファッションの形や素材を知って、ファッションを楽しむためのものと思うと良いかもしれません。

骨格診断の歴史

最近耳にするようになった骨格診断ですが、実際1996年には原型があった模様。ICBI※代表の二神弓子氏が骨格診断研究家の柘植氏から「骨格構造によるファッションコーディネート理論」の原型を引き継いだところから始まったようです。数年にわたり、二神氏やICBIの講師陣が幾度もの検証を重ね、現在の「骨格診断メソッド」を確立しました。そして、多くのコンサルティングや研修の実績を重ね、2002年より「骨格診断ファッションアナリスト養成講座」を開講し、多くの骨格診断アナリストを世に送りだすことに成功。現在では、骨格診断の書籍が数多く出版され、SNSやファッション誌、ICBI卒業生の活躍などから、多くの人に認知されるようになりました。

※パーソナルカラーアナリスト・イメージコンサルタントなどの養成スクール

骨格診断のメリット

自分が苦手なファッションは、鏡を見るだけですぐわかるのに、自分の得意とするファッションについてはわかりづらいものです。そこで骨格診断を利用することで、自分に似合うファッションを理解し、周囲に垢ぬけた印象を与えることができます。また、デザインと素材の両方からのアプローチにより、着やせ効果を発揮します。つまり、全体のバランスが整い、足長効果等を得ることができ、自然にスタイルアップが叶うというわけです。また、パーソナルカラーと同様に、洋服を購入する時や、断捨離時の判断材料としても使うことができます。

3つのタイプ

骨格診断の結果は「ストレート」「ウェーブ」「ナチュラル」の3つに分類されます。



骨格ストレート

全体的に肉感があり、厚みのあるメリハリボディが特徴的な骨格ストレート。腰の位置や胸の位置が高く、重心バランスが上の方にあるため「りんご体型」と表現されることもあります。
芸能人でいうと、石原さとみさん、長澤まさみさん、広瀬アリスさん・すずさん、橋本環奈さんなどが挙げられます。

<判断方法>

・上半身に脂肪が付きやすい

・筋肉が付きやすく体全体に厚みがる

・首が短め

・鎖骨が小さく目立ちにくい

・細くまるに近い手首

・胸の位置が高く鳩胸

・腰の位置が高めでヒップにボリュームがある

・前ももに張りがあるが、腰から下はすらりとしている

・膝が小さく出ていない

・手のひらが小さめで厚みがある

・手首、指、手の甲の骨や関節が目立たず滑らか

 

骨格ウェーブ

上半身が薄く華奢で、ゆるやかな曲線を描くようなボディラインが特徴的な骨格ウェーブ。おへそや腰の位置が低めなので「洋梨型」と表現されることもあります。
芸能人でいうと、戸田恵梨香さん、新垣結衣さん、北川景子さん、桐谷美玲さん、水原希子さんなどが挙げられます。

<判断方法>

・下半身に脂肪が付きやすい

・筋肉のハリはなく薄い胸元

・首が長め

・鎖骨や肩甲骨は細く目立つ

・ウエストと腰幅の差は大きくなだらかな曲線

・平面的なヒップライン

・平べったい手首

・腰の位置が低い

・すねが外側に湾曲しやすい

・太ももは細いが膝下にボリュームがある

・膝は丸く出ている

 

骨格ナチュラル

骨や関節が目立ち、筋肉や脂肪があまり感じられないスタイリッシュな体型が特徴の骨格ナチュラル。全身にまんべんなく脂肪がつく傾向にあるので「バナナ型」と表現されることもあります。
芸能人でいうと、綾瀬はるかさん、紗栄子さん、本田翼さん、永野芽郁さんなどが挙げられます。

<判断方法>

・骨格自体に立体的な厚みがある胸元

・鎖骨は太く目立つ

・大きな肩甲骨

・立体的な背中

・スクエアな形で手首のくるぶしが大きい

・腰の位置が高い(個人差有)

・骨盤の厚みはあるものの平面的なヒップライン

・肉感的ではない太もも

・すねやアキレス腱が太い

・膝のお皿が大きい


 

 

3つのタイプそれぞれの太り方とダイエット法


上記のように、体つきにはそれぞれ特徴があります。つまり、骨格が違うということは太った時に気になりやすい体の部位も違うということです。効率よく理想のスタイルに近づきたいのであれば、骨格診断を参考にするのもひとつの手ではないでしょうか。

  • 骨格ストレート

太ってしまった際に気になるのは、二の腕の外側、お腹周り、太ももの前側のハリ。上半身ががっしりしているように見えるタイプですので、有酸素運動で全体的に脂肪を落とすように心がけてみましょう。メリハリのあるボディラインが特徴なので、痩せても貧相にならず魅力を活かすことができます。肉質のハリをマッサージでほぐしてあげることをおすすめします。

  • 骨格ウェーブ

太ってしまった際に気になるのは、腰回りやお尻の下側、下半身の大きさ。骨格上、多少太ってもばれにくいタイプです。重心が低めなので、ヒップアップのトレーニングで足を長く見せるよう心がけてみましょう。上半身が華奢なボディラインが特徴なので、痩せると胸元が貧相になりがち。本格的にダイエットするなら、並行して胸元を鍛えると良いでしょう。脂肪が付きやすく、筋肉が付きづらいのでトレーニングは念入りに。また、冷えやすい方が多いので意識的に体を温め、マッサージすることをおすすめします。

  • 骨格ナチュラル

もともと太りにくいという人が多く、太っても部分的にではなく、体全体に均等に脂肪が付くタイプです。骨ががっしりしている分、太るとよりがっちりして見えてしまいます。お肉が付くと寸胴に見えてしまうので、ウエストを鍛え、くびれをつくるように心がけてみましょう。胸やお尻を重点的に鍛えることで、メリハリを意識します。水泳などの全身運動がおすすめです。

 

おしゃれもダイエットも楽しく

いかがでしたでしょうか。

今回は、骨格診断の基本をご紹介しました。3つのタイプからご自身のタイプが判断できたのであれば幸いです。

 

次回は実践編。タイプごとに似合う服装・髪型をご紹介します。

これからのおしゃれのために、ぜひ骨格診断を取り入れてみませんか?

 

 

Text by yumeka